浅草の老舗・辻屋本店4代目 富田里枝さんの「履物のお話」
'2019-07-10 09:37:25')
皆様、いつも有り難うございます
玉川屋呉服店の石井貴彦です。
先週末の土曜日は
浅草の老舗履物店「辻屋本店」の四代目の富田里枝さんに
初夏の一番の繁忙期の中、玉川屋においで頂き
履物についてのお話を、お客様方と共に
伺わせて頂きました。
富田さんとは、十数年前に
東京の染めの産地である新宿・落合の
同年代の染め工房さんたちと「落合ほたる」と銘打って
染めの工程をはじめ、工房見学会を開きました時に
ご一緒してからのご縁となります。
その、新宿・落合の染めも工房見学の際も感じた事は
私たち呉服屋は、お客様にとっての着物の窓口であり
その向こうにある、お品の事や、作り手さんの思いも
しっかりとお客様にお伝えをしなければいけない・・
との事でありました。
トータルコーディネイトが着物のお洒落でもありますので
お履き物についても、
お客様方からもお問い合わせは多く頂くのですが
せっかくならば、専門の老舗の方から、きちっとしたお話を
私共も含めて、お客様とご一緒に伺えれば・・と
今回の運びとなりました。
履物の種類やTPO、
草履って、どんな素材で、どんな作り方がされているのか・・
といった基本的なお話から
ちょうどシーズンという事もあり
「雨の日の履物」について 「夏の履物」について
また、「足と履物のサイズのお話」
「足が痛くなる時の、理由とその対処の方法」
「なぜ、草履の真ん中に花緒が着いているのか」
お客様から良くお問い合わせを頂く
「草履の保管とメンテナンスの仕方」
「傷んでしまった草履や、長年お持ちの草履の修繕について」
などなど、予定の時間を越えて、色々なお話を
伺う事が出来ました。
私が自分で着物を着る時もそうですが
足下を、自分の上からの目線で見ると
足袋と花緒しか見えませんが、
他の人の目線(横からの目線)では
草履の台とお着物との色の組み合わせの方が
目に入ってまいります。
履物で楽しむお洒落にも
あらためて気付かせてもらう機会ともなりました。
私共が、お客様よりの
着物の色々なご相談をお承りするのと同様に、
安心して、何でも相談出来る履物屋さんをご紹介出来る事は
お客様方の着物の楽しみが
より快適なものになる事と思います。
当日は、心配しておりました雨も降らず
「かに」や「夏の風物」「露芝」といった夏の意匠や
涼やかな麻のお着物など
涼感ある着姿のお客様も多く
あらためて、夏の着物の楽しさを感じる一日ともなりました。
次回は、8月3日(土)の午後5時より
落語・立川流の「立川談吉」さんをお迎えしての
玉川屋・落語会を開かせて頂きます。
お店で落語会を開くのは初めての事で
試行錯誤で準備をしておりますが
こちらもどうぞお気軽に、お遊びにおいで下さい。
■ご案内もこちらより
http://www.tamagawaya.info/exhibition/
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから
玉川屋呉服店の石井貴彦です。
先週末の土曜日は
浅草の老舗履物店「辻屋本店」の四代目の富田里枝さんに
初夏の一番の繁忙期の中、玉川屋においで頂き
履物についてのお話を、お客様方と共に
伺わせて頂きました。
富田さんとは、十数年前に
東京の染めの産地である新宿・落合の
同年代の染め工房さんたちと「落合ほたる」と銘打って
染めの工程をはじめ、工房見学会を開きました時に
ご一緒してからのご縁となります。
その、新宿・落合の染めも工房見学の際も感じた事は
私たち呉服屋は、お客様にとっての着物の窓口であり
その向こうにある、お品の事や、作り手さんの思いも
しっかりとお客様にお伝えをしなければいけない・・
との事でありました。
トータルコーディネイトが着物のお洒落でもありますので
お履き物についても、
お客様方からもお問い合わせは多く頂くのですが
せっかくならば、専門の老舗の方から、きちっとしたお話を
私共も含めて、お客様とご一緒に伺えれば・・と
今回の運びとなりました。
履物の種類やTPO、
草履って、どんな素材で、どんな作り方がされているのか・・
といった基本的なお話から
ちょうどシーズンという事もあり
「雨の日の履物」について 「夏の履物」について
また、「足と履物のサイズのお話」
「足が痛くなる時の、理由とその対処の方法」
「なぜ、草履の真ん中に花緒が着いているのか」
お客様から良くお問い合わせを頂く
「草履の保管とメンテナンスの仕方」
「傷んでしまった草履や、長年お持ちの草履の修繕について」
などなど、予定の時間を越えて、色々なお話を
伺う事が出来ました。
私が自分で着物を着る時もそうですが
足下を、自分の上からの目線で見ると
足袋と花緒しか見えませんが、
他の人の目線(横からの目線)では
草履の台とお着物との色の組み合わせの方が
目に入ってまいります。
履物で楽しむお洒落にも
あらためて気付かせてもらう機会ともなりました。
私共が、お客様よりの
着物の色々なご相談をお承りするのと同様に、
安心して、何でも相談出来る履物屋さんをご紹介出来る事は
お客様方の着物の楽しみが
より快適なものになる事と思います。
当日は、心配しておりました雨も降らず
「かに」や「夏の風物」「露芝」といった夏の意匠や
涼やかな麻のお着物など
涼感ある着姿のお客様も多く
あらためて、夏の着物の楽しさを感じる一日ともなりました。
次回は、8月3日(土)の午後5時より
落語・立川流の「立川談吉」さんをお迎えしての
玉川屋・落語会を開かせて頂きます。
お店で落語会を開くのは初めての事で
試行錯誤で準備をしておりますが
こちらもどうぞお気軽に、お遊びにおいで下さい。
■ご案内もこちらより
http://www.tamagawaya.info/exhibition/
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから