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八掛の染め ふたつ目


こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

昨日の八掛の白生地。

ビルの建ち並ぶ、東京・中央区の都心部の中で
今でも残る染めの職人さんによって
一枚ずつ染めてもらいます。

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お仕立て上がってお客様にお目にかける時、
裾を返して八掛の色映りをご覧になって
喜んで頂けるのが何より一番。









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八掛の染め


こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

写真の白生地は
着物仕立てる時の八掛に使う白生地です。

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小紋や付下げの、染めの着物に使う用の
 柔らかめの生地と
紬やお召しの、織りの着物に使う用の
 少し堅めの生地とがあります。
                          
以前は、着物と異なる色合いの八掛を使うこともあり
色見本帳や染め上がりの八掛地を使う事が多くありましたが、
                          
昨今は、染めの着物、織りの着物を問わず
表地と同色に近い組み合わせが多くなりましたので、
表地に合わせて、色を染めることが多くなりました。
                          

表地の生地の一部をきって色見本としたり・・
表地との色具合を見ながら、色見本帳より良い色を選んで染めたり・・

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表が濃い地色なら、無地にて
表が淡い色なら、暈かしの八掛を
折々の着物の色具合にあわせて八掛を染めてまいります。
                          
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裏地とはいえ、
向いの方から目につく袖口や、ちらりと返る衽の裏は
着姿の雰囲気を決める、大切なポイントとなります。
                          

お持ちのお着物の、八掛を取り替えて
イメージチェンジしてのリメイクなどもお勧めです。










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刺繍の帯と職人さん

刺繍の染め帯。

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淡い地色のシボの大きな縮緬地に
糊引田のシンプルな横霞に、日本刺繍の花丸紋。

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品良くすっきりとした帯は
季節も限定されず、ご年代も幅広く
お着物をお選びせずに、お締め頂ける事と思います。

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仕立屋さん、刺繍屋さん、紋屋さん、染み抜き屋さん
玉川屋にとって、日々の仕事を支えてくれる
色々な職人さんがありますが、
なるべく、そんな職人さん達には
玉川屋の近くにいてくれるような環境を整えたく思っております。


「仕立ての柄合わせは、いくつかのパターンがあるけれど
  どのパターンが良いか相談したいから、工房に寄ってくれますか」

「急ぎの染み抜きなので、職人さんに持って行って
  待っている間に、急いで仕上げてもらう」

「刺繍の下絵や、色糸を見ながら、細かな打ち合わせを」

近くに居てくれて、声がかかればすぐに会える環境だからこそ
スムーズに良い仕事が出来る事は、少なくありません。


おかげさまで、玉川屋は今年で131年目を迎えますが
今まで続けてきた環境を、これからも5年、10年さらに先へと・・
同じように続けてゆける事が、
お客様にも安心してお着物を楽しんで頂ける道でもあります。


単にお品を売るだけではなく、
お客様に難しいことを考えて頂くことなく
気軽に着物を着て頂くための窓口・・
それこそが呉服屋の本来のお仕事と思っております。







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夏の帯の支度

真冬に戻った様な東京の天気。
スースーする着物の袖口には、まだ皮の手袋が手放せません。


店内には、春らしい季節のお品も並び始めましたが
     06.jpg 【 桜 & 木蓮 】
夏物も準備の真っ最中となっています。

遊び心のある夏の帯、
ラムネや、夏の浜辺、白いテーブル、ガラスの器のかき氷・・

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そんなイメージで帯を織ってもらっています。

織り上がりは、絵画のようにあらわされる、すくい織りの夏帯です。


ぼかしてありますが、ペンギンをモチーフの染め帯。
夏の変わり生地に、ユーモラスな柄を。

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絞りと刺繍で、染めてまいりますので
ちょっと大柄に添えられたアレンジも、良いアクセントとなります。


季節折々の趣きが、着物ならではのお楽しみ、
これからのシーズンも、どうぞ玉川屋でお遊び下さい。








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三才山紬

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

信州松本の横山俊一さんの草木染めの紬。
「三才山紬」と書いて「みさやま紬」と読みます。

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三才山は、松本駅から北東へ車で30分程のその一帯を呼ぶ地名ではありますが
大島紬や結城紬などのように、地域の産地として織物があるのではなく、
                      
柳宗悦氏の民藝運動に感銘を受け染織の道へ進んだ
父・横山英一氏の創始となる三才山紬は、長男の俊一郎氏に受け継がれ
今はそのお嬢さんと共にご家族の手で丁寧に染めて織られています。


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裏山に自生する山漆、梅、胡桃、上溝桜、栗などの草木によって染められた、深みのある色調。

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経糸に生糸、横糸に紬糸を用い、素朴さと光沢感のあるお洒落さと、羽織ったとき軽やかさ。
袷には勿論、単衣にもお勧めの風合となります。

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糸の精練の作業に使われる灰もご自身で藁から用意される、そうした一つ一つの思いやこだわりがお品となって現れてくる事と思います。

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写真の反物は、「梅」と「山胡桃」の草木の染料による無地の着尺。

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昨年の盛夏の頃に工房にお伺いしてお願いをしてまいりました品が、織り上がってまいりました。

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紫味の映る深い茶系の着尺は、縦と横の糸それぞれに同系色ながら微妙に異なる色合いで織り出され、
自然な表情が景色となって現れてまいります。

決して地味な印象ではなく、シックだけれど綺麗なお色、
帯がのることによりお着物の色の感じ方がその都度変わってまいります。
                      
淡いろの着尺は、ライティングにより赤味と黄味が微妙に混じって映る、
大人の可愛らしさをお楽しめる色を・・と思い、お願いして、
その思い通りの織り上がりとなりました。
                    

3月10日(木)・11日(金)・12日(土)は、玉川屋にて三才山紬の個展も開かせて頂きます。
コーディネイトを楽しみながらお召しになりやすい、無地や縞のお品をお目にかけさえて頂きます。
                      

春の良い季節、どうぞお遊びにおいで下さいませ。














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