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地色

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

   01.jpg

付下げと、小紋の着尺地・・並べた2反の反物は
写真だと同じ地色に見えておりますでしょうか。

実際の品の色目では
シボの大きめな生地に染めてある右手の付下げは
やわらかなピンクの色味・・
左手の、一越の生地に染めた飛び柄の小紋着尺は
少しグレーイッシュなローズピンク・・・

ほんの少しの色味やトーンの違いではありますが
年代や雰囲気など、感じる印象は違ってまいります。

右手の付下げは、これから
地色と柄の中の友禅の挿し色を変えて
染め直してまいります。

一越の生地に染めた左の色は、
陰影の深い縮緬の生地に染めると
もう少し、より落ち着いた色となってまいります。

友禅で染められた模様の色調は、
好みではない薄茶系の友禅の挿し色を、グリーン系に変えながら・・
新春に向けての、
品の良い落ち着きと、華やかさのあるお品の染め上がりは
秋から冬へと季節が変わる頃の、お楽しみとなります。









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模様師

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

染めの着物や帯は、一つ一つ下絵を描き
糸目糊置き、友禅挿し、糊伏せ、
地染め、金彩加工、刺繍といった加工を施され
それぞれのお品が染め上がってまいります。

各工程が分業でなされる京都の友禅に対して、
自分で下絵から彩色まで一貫して
一人一人が作家的に製作する事も多くある
東京の職人は「模様師」と呼ばれます。

現在でも、神田川や妙正寺川の流れる新宿を中心に
東京にも染めの職人さん達は、まだまだ沢山おります。

玉川屋でも、店の在庫として着物や帯を染める際、
また、お客様のご注文の誂えをお承りする際・・
折々の、染め上がりのイメージに合わせて
その向きに合った職人さんを選びながら
品創りにかかってまいります。

この10月は、そんな染めの手技をご覧頂きたいと思い
月初には、玉川屋の店舗にて模様師さんの実演を、
下旬には、新宿・落合での染め工房の「工房見学&スタンプラリー」
を予定しております。


この週末の、3日(金)、4日(土)は
特に緻密なその技法により「細密友禅」と称される
山本遊幾氏の手仕事の様を実演として玉川屋にてお目にかけます。
奥深き、染めの世界を、どうぞご覧下さいませ。

(お召しになる方のお好みに合わせてのお誂えこそ、
 着物ならではの魅力でもあります。
 そんなご相談もどうぞお声掛け下さいませ)

   ■ご案内はこちらから・・・01.jpg











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シンプル付下げ

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

朝は小雨も降っておりましたが、昼すぎより雨も上がり
明日からは秋の心地良いお天気が続きそうです。

   01.jpg

深いワイン色の地色に、飛び柄の小紋調の
シンプルな付下げの着物。

帯合わせにて、いかようにも着こなせる
こうしたすっきりとした付下げをお選びになる方も
最近は増えてまいりました。

礼装の金糸銀糸の帯を合わせても
 洒落感のある袋帯や綴れ帯を乗せても
それぞれの雰囲気にて、お召しが頂けます。

品格のある着姿にも、小紋調な気軽な着姿にも、と
お出になる先に合わせたコーディネイトもまた楽しみです。

八掛の色合わせでも
仕立て上がりの雰囲気はずいぶんと変わりますし、
着こなしに変化を付けたいときには
玉川屋でお染めした、様々な色合いの伊達衿をお使いになるのも
また洒落感が増してまいります。


   04.jpg   02.jpg

シンプルな雰囲気とは言え、
胡粉遣いの友禅と、相良縫いの刺繍、糸目の金線と
丁寧な仕事が施されてはおります。

柄が少なくても、軽い雰囲気にならないのは
重みのある生地の風合いや、深みのある地色
そして、こうした手仕事よりあらわされる趣き故です。


お召しのシーンの広い付下げも
色々なお品を玉川屋の店にはご用意いたしております。

お好みに合わせての、色目や柄行きなど
誂えのアレンジもお承りさせて頂きます。


着物でのお出かけも楽しみな、爽涼のシーズン
どうぞお気軽にお遊びにお寄り下さいませ。










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中日の花


こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

お彼岸の中日の今日は、爽秋の良いお天気となりました。
ドライブを兼ねたような気分で、お墓参りへと。

道すがらには、秋桜や曼珠沙華のきれいな秋の彩りが・・

   01.jpg

      02.jpg

染帯の図案としても、好んで使う秋の花であります。


9月はじめの「秋の荷開きの会」から
 中旬の、地元渋谷の氏神様である金王八幡宮の例大祭まで
毎年の事ながら、秋の入口は忙しく過ごさせて頂いております。

ようやくほっと一息ついて、落ち着いたペースに戻ってもまいりました。
これからの秋の玉川屋を、どうぞ楽しみにしていて下さいませ。

皆様のお気軽なお出かけを、是非お待ち申し上げております。













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秋の七草

皆様いつも有り難うございます
玉川屋呉服店の石井貴彦です。

暑かった夏も、八月の末となると
ずいぶんと涼やかな陽気ともなりました。

厳しい暑さの日が多かった分
ちょっとした気温の変化を感じることでも
「秋」への季節の移り変わりを、強く意識するようにもなります。


今日からは、月も変わり九月となります。
気持ちの中で「秋」を意識するようになると
同じ街並みや景色を見ても、昨日までとは
また違ったものに映ってくることと思います。



奈良時代の歌人である山上憶良(やまのうえのおくら)の詠んだ二つの句
 「秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七草の花」 
 「萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
にて、七種の花を「秋の七草」と称しております。


2句目の、本来の表記は
「芽之花 乎花葛花 瞿麦之花 姫部志 又藤袴 朝皃之花」
仮名にすると、
 「はぎのはな  をばなくずはな  なでしこのはな 
   をみなへし  またふぢはかま  あさがほのはな」 となり、

「萩」「尾花(=薄・すすき)」「葛花(=葛・くず)」
「撫子」「女郎花」「藤袴」「朝貌」の七つの草花がしめされていますが

「朝貌」に関しては、ラッパ状に朝に花を開く「朝顔」を指す説もあれば、
「桔梗」や「木槿(むくげ)」「昼顔」の花を指している・・という説もあるそうです。



「朝顔」は、奈良から平安にかけて
その種子が「牽牛子(けんごし)」と呼ばれ
下剤作用のある薬として遣唐使によって中国より日本へ入ってきたようです。

日本に「朝顔」が入ってくる前には
「桔梗」や「木槿」が、「あさがお」と呼ばれていたようです。


着物や帯のモチーフとして、七種を並べるのなら
「桔梗」とするのが一番秋の七草のイメージのように思いますが

はたして、山上憶良の句が詠まれた時期には
「朝顔」がすでに日本に伝わっていたのか、
どちらが「あさがお」として思われていたのでしょうか。


一つ一つの柄行きに、意味や謂われ(いわれ)があるのが
日本の着物や帯でもあります。

夏の終わりから、秋の単衣、そして袷の時期へ・・・と
そんなことを思いながら、お召しになってお出かけするのも
これからのシーズンのまたお楽しみとも思います。

   01.jpg・・・「秋の七草」と「栗」の染帯です

     実際のお品は、4日(木)よりの
   「秋の荷開きの会」にてお目にかけさせて頂きます。




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9月4日(木)より9日(火)まで、渋谷・玉川屋では
 季節の趣きを装いに・・ 玉美衣裳展「秋の荷開きの会」を
開かせて頂きます。
         (期間中は、7日の日曜日もお店を開いております)


お洒落着より、礼装のお着物・帯、
  振袖や七五三のお祝い着、男物のお品まで・・

これからの季節に向けての、お洒落のご提案をさせて頂いております。


  ■ご案内もこちらでさせて頂いております
      02.gif・・・<クリック>

  ご案内のテーマや写真はほんの一例です、
      色々なお品を楽しくご用意いたしますので
          どうぞお気軽にお遊びにおいで下さいませ。


  (9月はじめは、まだ夏の名残もある時期ですので
      「玉川屋こだわりの夏物」も、まだまだお揃えしております!

      夏に気になっていたお品も、是非またご覧にご来店下さいませ)


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明日よりは、暑さもまた戻ってくるような予報も出ております。
季節陽気の変わり目ともなる時期ですので
夏のお疲れも出ませんよう、ご自愛の上お過ごし下さいませ。

皆様方のお出かけを、是非ともお待ち申し上げております。












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