佐保姫
'2016-03-04 18:46:05')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
雛祭りをすぎ、陽気も急に暖かさを増して
春めいてまいりました。
冷たかった風に、気持ちを張りながら過ごしていた冬から移る
ぬるく、穏やかな春の陽気には、
ぼんやりと霞んだような心象をもちます。
遠くから聞こえる鐘の音さえ霞むような・・
「鐘霞む(かねかすむ)」といった季語も有ります。
「佐保姫の面影さらず織るはたの 霞たちきる春の野べかな」
奈良の都の東にある佐保山、五行思想では、春は東の方角とされることから
梅の花笠を縫い、柳の糸を染め、桜の花を咲かせる・・・
春の女神と詠われる佐保姫は
霞の衣を織るとされます。
「佐保姫の霞の衣おりてけりあそぶいとゆふたてぬきにして」
佐保姫がまとう霞の衣を織り出して行く、空に立ちのぼる陽炎を縦糸・横糸にして。
そして、春の佐保姫は、秋の竜田姫と共に
染色や織物の神ともされます。
五行思想で、秋は西。奈良の西には竜田山。
春をやわらかく彩る野山の景色 と 秋の木々を染める鮮やかな紅葉・・
それぞれの女神が染める、情景でしょうか。
(ちなみに、残る方角の、北と南にも女神があり
「北・冬・宇津田姫」「南・夏・筒姫」とされます)
事前の予報では暖冬と言われながらも
寒さも厳しく、荒天も多いこの冬でした。
移っての、穏やかな季節は
お着物でのお出かけにも心地よい時期になる事と思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「春の きものあそび」
春三月の玉川屋は、そんな染織にテーマを当てて
いくつかの個展の開催となります。
3月10日(木)・11日(金)・12日(土)
「三才山(みさやま)紬」 信州松本にて、裏山に自生する草木で糸を染め、反物を織る
先代よりの変わらぬ染織をご家族で受け継ぐ
横山俊一郎さんの「三才山紬」です。
経糸(たていと)の生糸、緯糸(よこいと)の紬糸から織り出される地風は
光沢感、しなやかさ、軽さ・・・と併せ持つ、心地よい地風となり
単衣にも、袷にもお勧めのお品です。
着こなし広い、無地と縞のシンプルな趣きを。
「ブラッシングカラーズ」 神奈川県大和市に工房をかまえる、染織作家の吉田美保子さん。
張った経糸(たていと)に色をすりこむ混む、絣染めの技法は
ブラッシングカラーズと名付けられています。
柔らかみのある独特のタッチの織り上がりは
都会的・楽しさ・モダン味・・・・色々な趣きを楽しんで頂ける事と思います。
【詳しいご案内は、玉川屋のウェブページにてご覧下さいませ】
<クリック>
3月25日(金)・26日(土)
「や万本 遊幾」細密友禅の、実演とお誂え
先代の頃より玉川屋でおつきあいをさせて頂いております
細密友禅の、や万本遊幾氏。
各工程が分業でなされる京都の友禅に対して
下絵から染織まで一環で制作し、一人一人が作家的に活動する
東京の染色家は「模様師」と呼ばれます。
特にその緻密な技法により「細密友禅」と称される
や万本遊幾氏の手仕事の様をどうぞ玉川屋でご覧下さいませ。
お召しになる方のお好みに合わせてのお誂えこそ
着物ならではの楽しみでもあります。
お着物や帯、お誂えのご質問やご相談も、どうぞお気軽にお話下さいませ。
【詳しいご案内は、玉川屋のウェブページにてご覧下さいませ】
<クリック>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 木蓮・桜・藤・菜の花・・「季節の柄の染め帯」
◆ 豊かな光沢と、軽い風合い「オーガンディレース」の羽織やコート
◆ 5月から10月まで
「お単衣向き」のお品も、生地風も様々に、色々お揃え致しました。
そんな、「春向きのお品」から、
玉川屋のこだわりでお揃えしております「常設展示」
良き季節をお楽しみに、どうぞお気軽にお遊びにおいで下さいませ。
【詳しいご案内は、玉川屋のウェブページにてご覧下さいませ】
<クリック>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この春も、皆様に楽しく着物をお召し頂く
お手伝いが出来ればと思っております。
どうぞお気軽に、お遊びにお寄り下さいませ。
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから
雛祭りをすぎ、陽気も急に暖かさを増して
春めいてまいりました。
冷たかった風に、気持ちを張りながら過ごしていた冬から移る
ぬるく、穏やかな春の陽気には、
ぼんやりと霞んだような心象をもちます。
遠くから聞こえる鐘の音さえ霞むような・・
「鐘霞む(かねかすむ)」といった季語も有ります。
「佐保姫の面影さらず織るはたの 霞たちきる春の野べかな」
奈良の都の東にある佐保山、五行思想では、春は東の方角とされることから
梅の花笠を縫い、柳の糸を染め、桜の花を咲かせる・・・
春の女神と詠われる佐保姫は
霞の衣を織るとされます。
「佐保姫の霞の衣おりてけりあそぶいとゆふたてぬきにして」
佐保姫がまとう霞の衣を織り出して行く、空に立ちのぼる陽炎を縦糸・横糸にして。
そして、春の佐保姫は、秋の竜田姫と共に
染色や織物の神ともされます。
五行思想で、秋は西。奈良の西には竜田山。
春をやわらかく彩る野山の景色 と 秋の木々を染める鮮やかな紅葉・・
それぞれの女神が染める、情景でしょうか。
(ちなみに、残る方角の、北と南にも女神があり
「北・冬・宇津田姫」「南・夏・筒姫」とされます)
事前の予報では暖冬と言われながらも
寒さも厳しく、荒天も多いこの冬でした。
移っての、穏やかな季節は
お着物でのお出かけにも心地よい時期になる事と思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「春の きものあそび」
春三月の玉川屋は、そんな染織にテーマを当てて
いくつかの個展の開催となります。
3月10日(木)・11日(金)・12日(土)
「三才山(みさやま)紬」 信州松本にて、裏山に自生する草木で糸を染め、反物を織る
先代よりの変わらぬ染織をご家族で受け継ぐ
横山俊一郎さんの「三才山紬」です。
経糸(たていと)の生糸、緯糸(よこいと)の紬糸から織り出される地風は
光沢感、しなやかさ、軽さ・・・と併せ持つ、心地よい地風となり
単衣にも、袷にもお勧めのお品です。
着こなし広い、無地と縞のシンプルな趣きを。
「ブラッシングカラーズ」 神奈川県大和市に工房をかまえる、染織作家の吉田美保子さん。
張った経糸(たていと)に色をすりこむ混む、絣染めの技法は
ブラッシングカラーズと名付けられています。
柔らかみのある独特のタッチの織り上がりは
都会的・楽しさ・モダン味・・・・色々な趣きを楽しんで頂ける事と思います。
【詳しいご案内は、玉川屋のウェブページにてご覧下さいませ】

3月25日(金)・26日(土)
「や万本 遊幾」細密友禅の、実演とお誂え
先代の頃より玉川屋でおつきあいをさせて頂いております
細密友禅の、や万本遊幾氏。
各工程が分業でなされる京都の友禅に対して
下絵から染織まで一環で制作し、一人一人が作家的に活動する
東京の染色家は「模様師」と呼ばれます。
特にその緻密な技法により「細密友禅」と称される
や万本遊幾氏の手仕事の様をどうぞ玉川屋でご覧下さいませ。
お召しになる方のお好みに合わせてのお誂えこそ
着物ならではの楽しみでもあります。
お着物や帯、お誂えのご質問やご相談も、どうぞお気軽にお話下さいませ。
【詳しいご案内は、玉川屋のウェブページにてご覧下さいませ】

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 木蓮・桜・藤・菜の花・・「季節の柄の染め帯」
◆ 豊かな光沢と、軽い風合い「オーガンディレース」の羽織やコート
◆ 5月から10月まで
「お単衣向き」のお品も、生地風も様々に、色々お揃え致しました。
そんな、「春向きのお品」から、
玉川屋のこだわりでお揃えしております「常設展示」
良き季節をお楽しみに、どうぞお気軽にお遊びにおいで下さいませ。
【詳しいご案内は、玉川屋のウェブページにてご覧下さいませ】

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この春も、皆様に楽しく着物をお召し頂く
お手伝いが出来ればと思っております。
どうぞお気軽に、お遊びにお寄り下さいませ。
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから
