お祭りの手拭い
'2008-09-12 07:54:31')
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つれづれ
おはようございます、
玉川屋呉服店の石井貴彦です。
昨日は、今の時期が呉服屋の一年の始まり・・なんて話を書きましたが
玉川屋の渋谷では、この時期がちょうど地元の氏神様でもある
「金王八幡宮」のお祭りでもあります。
本来は、9月15日の敬老の日に祭礼が行われていたのですが
数年前の祝日法の改正以来、9月の第3月曜日が敬老の日の祝日となり、
その敬老の日の前日の日曜日が祭礼の日・・と、
毎年日付の変わる予定となってしまいました。
9月15日はお祭りの日、と子供の頃など
ワクワクしながら楽しみに待っていた思い出があります。
氏神様でもある金王八幡宮は、920年近い伝統のあるお宮で、
日曜日の祭礼当日には、渋谷109の前に12基の御神輿があつまり、
道玄坂をパレードする連合渡御が行われたりと
新しいものの街、若者の街と言われる事の多い渋谷が
実はとても古い伝統のある街であることが、感じて頂ける日でもあります。
祭礼の日に、それぞれの町会の御神輿を担ぎに沢山の担ぎ手さんが集まってまいります。
写真はそんな担ぎ手さんや、町内の方にお配りする手拭いです。
長年変わらぬ柄を使う町会があったり、年ごとに柄や色を変えて新しくしたり・・と
各々の町会なりの色やデザインでお作りしてまいります。
揃いの浴衣や、祭りの袢纏のご注文を頂いたり、祭りの足袋や小物をご用意したり、
昔ながらの呉服屋は、着物だけの商いだけではなく
毎年、そんな地元のご用が頂けることが
街のお役に立てる事でもあり、呉服屋としての楽しみでもあります。
夏から秋への模様替え、
123年目を迎えての18日(木)からの「秋のよそおいの会」、
そして地元の八幡様の祭礼・・・と、一年でも一番忙しい玉川屋ではありますが
いつもと違う雰囲気の渋谷の街を楽しみがてら、
ぜひお遊びにおいでになってみて下さいませ。
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから