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良いご縁を!


こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

明日からは渋谷のお店を閉めて、
玉川屋はみんな揃ってご奉仕市へと向かいます。

お店の品物は、明日の搬入のために
段ボールの箱に詰めてしまっていましたので
夕方には店のショーケースは
ほぼ空っぽになってしまっていました。

夜になって、
数年ぶりにお店によって下さったお客様があったのですが
申し訳ない事に、お目にかけられるお品もほんの少し・・
という具合でした。

そのおいで下さったお客様は、
4年ほど前に初めておいで下さったのっですが
その時に、機の実演をご覧頂きながら、お品の説明をして
お目にかけていた綴れの帯を、いまでもずっと覚えて下さっていたのです。

その時のお品とはまた違う、玉川屋の綴れ帯をお目にかけながら
色々なお話をするうちに、その時の綴れ帯の機屋さんがまた今年の9月にも
玉川屋に実演を兼ねてきてくれるお話をしたところ
綴れ帯をやっぱり作りたいから、秋の個展にもまた必ずきます・・
なんて言って下さいました。


「何年も前に見たお品が、忘れられなくって・・」
時々、お客様からお伺いする話です。

私達呉服屋にとっても、作り手さんにとっても
とても嬉しいお話でもありますし、
そんなお品をお求め頂きましたお客様にも
何十年と経ってからも、きっと愛着の深いお品になるはずでもあります。

想いのあるお品が、そのお客様をずっと待っていたように、
まためぐり逢う時もありますし、
せっかくお声を掛けて下さったのに、もうお店にはない時もあります。

探していても見つからない事もあれば、ふとした機会に巡り逢ったり・・・
”お着物は、ご縁もの ” と、お話をする事もありますが
そんな良いご縁を結んで頂ける、楽しい玉川屋になれればと思っています。

「呉服屋さんって入りにくい」とも、また良く伺う事でもありますが
お買い物ではなく、良いご縁を見つけに・・とおもって
渋谷のお店へも、明日からの「春のご奉仕市」へも
どうぞお気軽にお遊びにおいでになって下さいませ。

   春の良き日、皆様のお出かけを、ぜひお待ち申し上げております。




   今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから





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最後の準備


こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

一週間ほど掛けてしてまいりました、「春のご奉仕市」の準備もほぼ終わり
今日の夕方からは、出品する400点あまりのお品を
搬入用の段ボールに詰めはじめておりました。

箱にしまう時には、札に通し番号を入れて
番号、お値段、色や柄と入った明細を一点一点、伝票に記帳してまいります。

11日(金)から13日(日)の会期の前日の10日には、
会場となります東京美術倶楽部に、参加40余軒が出品するお品を持ち込み
私達、呉服店の若手(40才すぎて若手・・というのもどうかとは思いますが
この業界では、まだまだ若手の方になるのです)の担当者が、
各お店のお品と伝票を、再度一点一点照らし合わせて確認してまいります。

42軒のお店から、訪問着あり、小紋あり、染帯あり、襦袢あり・・・と
合計のその点数は2万点以上にもなります。

ご奉仕市では、自分のお店のお客様だけではなく、
よそのお店のお客様に玉川屋のお品をお求め頂く事もございますし、
玉川屋のお客様が違うお店のお品をお好みになる事もございます。

最後の日の夕方にお客様が皆様お帰りになられた後には、お店に持って帰るお品が、
準備の日に持ち込んだお品から、会期中にお客様にお納めしたお品を除いて
その差し引きした実際のお品と帳面のお品があっているか
最後に全部チェックし直してから、OKがでないと会場から退出出来ないのです。

全部終わってみて、
「一点足りないんだよね・・」そんな訳にはゆきませんので、
決まった時刻までに会場から搬出するために、数万点のお品をチェックしてゆく様子は、
先ほどまでの着物を楽しくお求め頂く会場内とはまた全然違う雰囲気です。

でも、50年以上にわたって続くご奉仕市ですので、
その段取りのシステムは、とってもうまく出来上がってきておりまして
前日の寿運日の日から都合4日間を、40余軒が皆で協力し合いながら進めてまいります。

そんな意味では、このご奉仕市は、
日頃は一軒一軒それぞれのお店が独自で商いをしている呉服店の
自分達にとってもお祭りみたいなものなのです。


翌日は、玉川屋のお店でお店に持ち帰ったお品を整理して棚に戻します。
売れてしまうとちょっと寂しいような、そんな自分達でも大好きなお品があるのですが
「そんな良いお品を、お値打ちあるお値段で出したお品」は、必ずお求めを頂いているのです。

色々なお店のお客様や店員さんが品を選ぶこの奉仕市は、
何日か前のこのページで、"呉服屋同士にとっての切磋琢磨の場" と書きましたが
「良いお品を、お求めやすく」、いかにお客様に喜んで頂けるか
そんなお互いの "腕比べ" の場でもあるのです。

ふだんのお店とは、ちょっと違う雰囲気ではありますが
そんな "老舗の腕比べ" を楽しみに、是非お遊びにおいでになって下さいませ。

   ご奉仕市のご案内は、・・・・・こちらからどうぞ



   今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから






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季節のことば



こんにちは、
皆様いつも有り難うございます、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
桜の花も咲きそろい、春本番となってまいりました。

先週末の寒さや雨風で、散ってしまうかと思いきや
今年の桜は強いようで渋谷の玉川屋の周りでも、まだずいぶん綺麗に咲いております。

3月に入ってから思ったより寒い日が続き、開花もゆっくりとなりましたので
その分を取り戻すかのように、しっかりと咲いているような今年の桜です。



先日お店でお客様とお話をしておりまして、俳句の季語について伺いました。

「甘酒って、いつの季語だと思います?」ときかれて
1月の成人の日に、渋谷の道玄坂のイベントで餅つきをする時には
温かい甘酒がとても美味しく、皆さんに喜んで頂いていたのを思い出しながら
すぐに「冬」と答えましたのですが、
実は甘酒の季語は「夏」でした。

調べてみたら、
今のように冷蔵庫のない江戸の頃には、夏場にはものも腐りやすく、
それが原因での病も多く、亡くなる人が一番多かったのが夏の季節だったようです。

麴を材料に一晩でできあがり、作ってすぐに売ることのできる甘酒は、
水分と栄養分を補給する飲み物として夏バテ防止にも重宝されていたようです。

そんな事から、甘酒は別名を一夜酒(ひとよざけ)とも呼ばれておりました。

天秤棒にかついで「甘いっ、甘いっ」と甘酒を売り歩く声は、
クーラーも冷蔵庫もない夏の猛暑をのりきる知恵としての
江戸時代の夏場の風物誌であったようです。


季節感を大切にと思いながら、着物の柄や取り合わせなどを考えてまいりますが
漠然とイメージで思っている季節感に比べて、
俳句の季語ではまたさらに丁寧に細分化されています。

同じ花でも、その状態や部分によって、季節が変わってもきます。

たとえば、桜の花や蕊(しべ)は春の季語、葉桜となると夏の季語・・
梅も、梅の花は春の季語、梅の実や梅酒は夏の季語、
  (その夏の季語の中でも梅酒より梅の実が先の時期の季語となってまいります)

蝉(せみ)も種類によって、油蝉やミンミン蝉の様に賑やかに鳴く蝉は夏の季語、
蝉時雨や空蝉(蝉の抜け殻)なども夏の季語になります。
同じ蝉でも、法師蝉(つくつく法師)や蜩(ひぐらし)は秋の季語になるそうです。

じっさいの分類的には、
蜩(ひぐらし)が6月の末頃から一番先に鳴き始め、そしてミンミン蝉や油蝉、
そして8月に入ってからつくつく法師がなくようになるのですが、
確かに、鳴き声を思い浮かべてみると、
うるさいほどに鳴く蝉と、しみいるようにちょっと物さびしい感じでなく蝉と
夏から秋へとうつる季節を感じさせてくれる気もします。

ちょっと面白いのは朝顔、不思議なのですが
「朝顔の花」は秋の季語なのですが、「朝顔市」は夏の季語、となるそうなのです。
花のイメージからくるものなのか、花の咲く時期を新暦と旧暦とでの表記によるものなのか、
またしっかりと勉強してみてからご報告、と思います。



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来週末の、4月11日(金)、12日(土)、13日(日)とは、
東京・港区の御成門にあります「東京美術倶楽部」にて
都内の老舗呉服店42軒が集まりましての「春のご奉仕市」を開きます。

それぞれのお店が、普段から自分のお店に飾っているお品をそれぞれ持ち寄りまして
いつものお値段から2割引から半額以下での大ご奉仕となるのですが
面白いのは、42軒がそれぞれのお店のブースを持つ見本市のような形式ではなく
”小紋” ”染帯” ”訪問着” ”振袖”・・・といった具合にそれぞれのお品の種類ごとに
42軒分のお品が一緒に集めておいてあるのです。

どこのお店のお品・・という事を意識せずに
沢山のお品の中からご自分のお気に召したお品を見つけていただくことが出来る!
そんなご奉仕市であります。

お洒落着や礼装、季節に一足早い夏物や男物、そして小物・・・と
老舗選りすぐりのお品が何でも沢山に揃って
お着物お好きな方はご覧になるだけでもお楽しみな事と思います。

毎年ご好評を賜りまして、おかげさまで今回で51回目を迎えます、
是非お気軽にお遊びにおいで下さいませ。

   詳しいご案内や会場のご様子も・・・・こちらでご覧下さいませ
     

▲ご来場には、ご案内状が必要となります、
 上のご案内のページより、お申込フォームにてご連絡下さいませ。
 ご案内状をすぐに郵送させて頂きます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


季節感というと、時候や天文、花や植物などがまず思い浮かんでまいりますが
日常の色々なものにも、それぞれの季節があります。
(季語で言うと、石鹸玉やブランコなども春の季語になります)

身の回りのものに、自分で季節を見つけてみる・・
そんな事を普段にも思ってみると、ほんのちょっとした事にも
いまの季節や、季節の移り変わりなどを、きっと感じる事が出来る事と思います。


この春は、お着物とご一緒に、そんな季節感をお楽しみになって下さいませ。




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お店の中の準備、出来てまいりました


おはようございます、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

来週末の「春のご奉仕市」に出品するお品の準備のため、
お店の中はこんな感じになってきています。

  01.jpg

大分賑やかですが、赤い札はご奉仕市用の値札になります。

一つ一つお品を見ながら、出品するお品を選び
5月からは薄物を並び始める時期を前に思い切ってお安くしてお出しするお品や、
普段はあまりお値引き出来ないお品もこの3日間ならではのお値段で、と
段取りしています。

  02.jpg


洋装のように流行やはやりすたりが有る訳ではないのですが、
時期の変わり目などには、次の品創りのために思い切ってお品をご奉仕して・・
という事もあります。

50余年の歴史のある東京の呉服店の組合の、そんな機会がこの「春のご奉仕市」であるのです。

玉川屋から出品する400点以上のお品も、
日曜日までのご奉仕市が終わると、月曜日には赤札をはずして
またいつものようにお店の棚に並びます。

そのように、バーゲン用のお品ではなく、
それぞれのお店が染め出しをしたり、厳選して仕入れしたお品を選りすぐって
出品をしておりますので、このご奉仕市も50年以上の歴史があります。


数日前のこのページにも書きましたが、
40余軒のお店が集まって・・というと1軒1軒がブースを持つ
見本市のようなスタイルを皆さん想像されてくるのですが
”小紋” ”染帯” ”訪問着” ”振袖”・・・といった具合にそれぞれのお品の種類ごとに
42軒分のお品が一緒に集めておいてあります。

     3月29日「ご案内状のお届け」・・・・・こちらをクリック


そのため、陳列してあるお品は「どのお品が、どのお店のもの」かは分かりませんので、
玉川屋から出品するお品も、他のお店のお客様や店員さんから見ても
「これなら!」と思って頂けるようなお値打ちがあるお品やお値段での出品となります。

そんな意味では、参加する呉服屋同士にとってみても、とても大事な切磋琢磨の場でもあるのです。


老舗の呉服店のお互いの腕試し・・・そんなお値打ちあるお品をご覧に、
春の良い季節、是非お気軽においで下さいませ。

とにもかくにも、良いお品が沢山にご覧頂けますので、
お着物のお好きな方でしたらそれだけでも楽しい事と思います。

     詳しいご案内もホームページでしております、
     ご来場にはご案内状が必要となります。
           詳しいご案内・お申込・お問い合せは・・・・こちらからどうぞ



お求めやすく赤い札も付いておりますので、「会場へは都合が合わないのだけれど・・」
そんな方も、一足早くどうぞ玉川屋のお店へ、是非足をお運び下さいませ。



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スタートの4月


おはようございます、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

4月、新しいスタートの時期となりました。

1日の日にお着物をお着せした男の方は、ご自分でお仕事を起こされた方で
70名ほどの新入社員さんを迎えての入社式にお着物をお召しになられてお出かけでした。
とても自然体でお着物をお召し下さる雰囲気はきりっとして素敵なものでした。

日常着に着られるような木綿の着物から、綺麗な色合いの染めの小紋、
よそ行きの華やかで格のある訪問着や、そして男物・・
着物にも色々ありますので、
それぞれにお出になる先や雰囲気に合わせての取り合わせも必要になりますが

お洋服と、着物  ご自分の感覚の中であまり区別なく
自然なお気持ちでお楽しみを頂ければと思います。

それぞれの、楽しさや便利さもあるでしょうし
着る事によって変わってくる気分というものもある事と思います。

年度が替わると、何か新しい事を始めたい・・
今までもしようと思っていたけれど、これを機に・・・そんな気分にもなりますので
「着物を着始めたいのだけれど」とお店においで下さる方の多い時期にもなります。

その方、その方の 自分の着物の楽しみたいイメージなんてものがありますので
少しでも楽しくそれを実現出来るお手伝いが出来ればと思っています。

お出かけにも心地よい時期となってまいりましたので、
今までお召しになっていらっしゃらなかった方も、是非この春からお着物楽しんでみて下さい。
  (どうしたらいいの?なんて事がありましたら、どうぞお気軽に何でもご相談下さいませ)


そういう自分のお店でも、
色々とやりたい事はありながら、なかなかスタートできないことも沢山あるのですが、
一つ一つ実現して行きたいなと思っています。

そんな、着物を楽しむお話をご一緒出来ればと思いますので
どうぞお茶でも飲みにお気軽に、お店へもお遊びにおいで下さいませ。




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