自分の気持ち
'2009-03-04 22:33:58')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
お店でお客様とお離しをしていると
お品の話だけではなく、
お着物についての色々な事柄に広がってまいります。
今日のお客様は、フリーでお仕事をしていらっしゃる方でした。
日頃から、
プライベート、仕事ふくめて着物を着る時間を増やしたいけれど、
仕事関係で着物を着てゆくと
相手が気を遣ってくれ過ぎるような気がしたり、
甘い態度で仕事に臨んでいるように見られるんじゃないかな、
そんな気もしてね・・ といったお話でした。
着物を着ている時の自分の中での特別感、
そんな事ってありませんか。
「着物もいいわね」、
周りの方はそんな感じで見てくれているのだけれど
自分の中に、着物を着ている事に対しての特別感があって
着てゆくことにはちょっと人の目が意識されてしまう・・
お洒落という点では、
その人の目を意識することが楽しい事でもありますので
どの向きから見るかで、
同じ一つのことも違って見えてくる事にもなります。
自分の中の特別感が低くなると、
着物を着ることが、もっと自然で身近なことになってくる・・
そんな風に自然体で着物を着ている方の、さらりとした着物姿をご覧になって
「あ、やっぱり着物もいいかも」 「あんな風に、さらっと着てみたい」
そんな想いが着始めるきっかけになっている方も
お店においで下さる、最近になって着物を楽しみ始めた方の中にはとても多い気がします。
自由に、しぜんな着こなしで、ご自分なりに着物を楽しむ・・
以前のような日常着としてのお着物はまた違う形で、
そんなお召し方が、
今の時代に一番お着物を楽しむことの出来るスタイルではないでしょうか。
自分の中の、ちょとしたスイッチを少し回すだけで
今までは見えなかった、着物の楽しみ方の広がりが見つかるかもしれません!
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