理由
'2010-04-03 23:04:13')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
4月にはいると、
玉川屋では徐々に "きもの呉盟会"の「春のご奉仕市」の
準備へと入っていまいります。
春と秋、毎年ご案内をさせて頂く、このご奉仕市ですが
おいで頂いた事のない方にも、
どんな会であるかを、少しずつお伝えをさせて頂ければと思います。
呉服屋では、
仕入れたり、染め出したり、織り出したりして
日々新しいお品がお店に揃ってまいります。
勿論、厳選しての仕入れや、熟慮しての注文をしてゆくのですが
どうしても、自分のお店には向かなかったお品も
中にはできてまいります。
自分のお店に置いておいてもなかなかお客様にお好み頂けない、
そういったお品は、原価を割ってでも、他のお品に取り替えたり
お金に換えて新しいお品を仕入れたり・・・と、
呉服屋同士で持ち寄って交換会を開いた事があったそうです。
自分のお店には向かなくても、
好みの違うよそのお店からはすごく評価が高かったり、
またその逆に、よそのお店で向かない品が
自分から見るととてもよく見える事もあったりします。
そうして、お値打ちのあるお品をお目にかけられるのなら
沢山のお品をお揃えして、お客様をお呼びして・・
そんな事が、奉仕市のスタートの元にもなったようです。
一年に二度、
お店の在庫を大きく入れ替える事が出来る機会ですので
それぞれのお店が、少しでもお客様に選んで頂きやすいお値段で
お品を出品致します。
バーゲン品ではなく、
普段からお店にご用意をしているお品をご奉仕ですので
一度ご覧を頂くとそのお値打ちの程がきっとお分かり頂けるはずです。
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