いにしえ写真
'2017-03-27 21:57:10')
午後に入り雨は上がったものの。
夕方もまだ冷たい風が
外回りから早めに戻って、暖房効かせた店の中で
久しぶりに、古いアルバムを眺めておりました。
昭和30年代初めの、店内の写真。
私が子供の頃には
この店から一度建て替えておりましたので
私自身は覚えがないのですが、
今の店より、間口が1.5倍ほどあり
日常着として着物が着られていた時代、
壁の棚一杯に反物が並んでいたそうです。
左手の、下の方に並べられた平畳みの品は
日常着として、お家でご自分で仕立ててお召しになる
木綿の着物。
着物を展示する為に掛ける撞木(しゅもく)も
今のようなプラスチックではなく、竹製ですし
祖父の横の、塗りの葛籠(つづら)も懐かしく感じます。
もう一枚の写真は、
店の二階で撮った祖母の写真。
今はビルばかりの渋谷の街ですが
当時の周囲には、高い建物も無く
こんな感じだったようです。
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