越後探訪その四
'2010-08-04 22:31:44')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
昨日の続きを・・・
木綿の糸を巻く時には、印を付けた部分を少し残るようにして巻いてやります。
結び方は、ゆるいと染液に浸した時に、色が滲んで染まってしまいますため
巻き始めはしっかりと、中はあまりきつすぎず、そして最後はしっかりと・・・
でも、あまりきつく結びすぎると、染め上げた時に解くのがとても大変になります。
実際に触らせてもらうと、玉のように巻かれた部分をつまんで、
指で揺すってやると自然と解けてきます。
巻き具合や強さ・・
結んだ後に余分な紐を切る時にどのくらい残して切るのか・・・
微妙な加減で、一つ一つ木綿糸を巻き付けてゆくそうです。
滲まないように括ることも勿論大切ながら、
作業効率よく、後の工程のために解き易くしておく事もまた大事な事になります。
単に、この絣糸の染めの工程だけではなく、次の工程に移る時にも
そんな風に、スムーズにすすめるような工夫がされているそうです。
十日町紬などの伝統工芸士の資格は、
括りなどの染織部門、織りの製織部門・・といった工程毎に認定されますが、
でも全体の工程を知って、理解しておくことで、
他の工程での仕事がスムースにゆくような、創意工夫が生まれてくるのだそうです。
括った糸は仕事の後に、染める前に、一晩ほど水に浸けておきます。
そのまま染めると、毛細管現象で染液がくくった部分にまで滲んできてしまいますが
水に浸けておくことで、染料が滲みにくくなり、絣の柄もはっきりと出てくるそうでうす。
永い伝統に培われた創意工夫と、作り手さん達との想いがともなって
綺麗な絣糸が出来上がってまいります。
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから
昨日の続きを・・・
木綿の糸を巻く時には、印を付けた部分を少し残るようにして巻いてやります。
結び方は、ゆるいと染液に浸した時に、色が滲んで染まってしまいますため
巻き始めはしっかりと、中はあまりきつすぎず、そして最後はしっかりと・・・
でも、あまりきつく結びすぎると、染め上げた時に解くのがとても大変になります。
実際に触らせてもらうと、玉のように巻かれた部分をつまんで、
指で揺すってやると自然と解けてきます。
巻き具合や強さ・・
結んだ後に余分な紐を切る時にどのくらい残して切るのか・・・
微妙な加減で、一つ一つ木綿糸を巻き付けてゆくそうです。
滲まないように括ることも勿論大切ながら、
作業効率よく、後の工程のために解き易くしておく事もまた大事な事になります。
単に、この絣糸の染めの工程だけではなく、次の工程に移る時にも
そんな風に、スムーズにすすめるような工夫がされているそうです。
十日町紬などの伝統工芸士の資格は、
括りなどの染織部門、織りの製織部門・・といった工程毎に認定されますが、
でも全体の工程を知って、理解しておくことで、
他の工程での仕事がスムースにゆくような、創意工夫が生まれてくるのだそうです。
括った糸は仕事の後に、染める前に、一晩ほど水に浸けておきます。
そのまま染めると、毛細管現象で染液がくくった部分にまで滲んできてしまいますが
水に浸けておくことで、染料が滲みにくくなり、絣の柄もはっきりと出てくるそうでうす。
永い伝統に培われた創意工夫と、作り手さん達との想いがともなって
綺麗な絣糸が出来上がってまいります。
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから