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玉川屋 着物つれづれなるままに
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越後探訪その四

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

昨日の続きを・・・

木綿の糸を巻く時には、印を付けた部分を少し残るようにして巻いてやります。
結び方は、ゆるいと染液に浸した時に、色が滲んで染まってしまいますため
巻き始めはしっかりと、中はあまりきつすぎず、そして最後はしっかりと・・・

   01.jpg

でも、あまりきつく結びすぎると、染め上げた時に解くのがとても大変になります。

実際に触らせてもらうと、玉のように巻かれた部分をつまんで、
指で揺すってやると自然と解けてきます。

巻き具合や強さ・・
結んだ後に余分な紐を切る時にどのくらい残して切るのか・・・
微妙な加減で、一つ一つ木綿糸を巻き付けてゆくそうです。
滲まないように括ることも勿論大切ながら、
作業効率よく、後の工程のために解き易くしておく事もまた大事な事になります。


   02.jpg


単に、この絣糸の染めの工程だけではなく、次の工程に移る時にも
そんな風に、スムーズにすすめるような工夫がされているそうです。

十日町紬などの伝統工芸士の資格は、
括りなどの染織部門、織りの製織部門・・といった工程毎に認定されますが、
でも全体の工程を知って、理解しておくことで、
他の工程での仕事がスムースにゆくような、創意工夫が生まれてくるのだそうです。


括った糸は仕事の後に、染める前に、一晩ほど水に浸けておきます。
そのまま染めると、毛細管現象で染液がくくった部分にまで滲んできてしまいますが
水に浸けておくことで、染料が滲みにくくなり、絣の柄もはっきりと出てくるそうでうす。


永い伝統に培われた創意工夫と、作り手さん達との想いがともなって
綺麗な絣糸が出来上がってまいります。


   03.jpg








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越後探訪その三


こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

昨日の絣糸の作りの話の続きを・・

絣糸を作る時には、
どの部分を色を染め、どの部分を白く残すか
あらかじめ考えられた図案を元に作られた設計図にあわせて
束にした糸に印を付けてゆきます。

   01.jpg

生地の端の部分にあたる所に印となる結び目を作り
図案の位置決めをして、所定の場所に
ヘラで印を刷り込んでやります。

   02.jpg

      03.jpg

         07.jpg


絣糸にする絹糸の印を付けた部分には、
防染のために木綿の糸を巻き付けてやって、
染料に浸けた時に色が染まらぬようにしてやります。

   04.jpg  木綿糸

      05.jpg   06.jpg



また明日、この続きを・・・・










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越後探訪その二


こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

越後の工房に伺ったお話のつづきを・・

   01.jpg

枷に貼られた糸は縞々に染められております。
この縞々の糸は、絣(かすり)糸と呼ばれ
経糸(たていと)、緯糸(よこいと)、
それぞれに使われる絣の縞と縞を合わせて織ってやることで
十字の柄や模様が織り出されてまいります。

   02.jpg


絣糸を作る時には、白い絹糸の束に、木綿の糸を巻き付けてやり
その状態で染液に浸けてやると、
木綿糸でまかれば部分は白く残り、それ以外の部分には染液の色が染まり
写真のような縞々の糸が出来上がります。

   03.jpg


染まらない部分を残すために、糸を巻き付けて防染することを
「括る(くくる)」と呼ぶことが多いのですが
越後では、それを「くびる」と呼ぶんだ・・・なんて話も伺いました。


織り上がりの反物に、色々な模様や柄を織り出すためには
糸のどの部分を白く残し、どの部分を色で染める・・・
といった、緻密な割り付けが必要となってまいります。

経糸(たていと)、緯糸(よこいと)ともに
きちんと染められていなければ
どんなに、織り手の技量が良くても、
良い織り上がりの品を作ることは出来ません。


見学したり、メディアで取り上げられる時には
機を織る様子が取り上げられることが一番多くなりますが
この糸作りの部分こそが、大切な所でもあるのです。

そんな糸作りのお話しは、またもう少し・・・









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越後探訪その一

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

炎暑の日々が続くこの所でしたが
昨日越後に行った折りには、前日の雨のおかげもあり
暑さもちょっとおさまって、
地元の方からも「よく、ぴったり良い日に当たったね」
なんて言ってもらえるくらい
大分過ごしやすい日となりました。


毎年、色々な工房の見学をさせて頂いたり
品作りのお話しをさせて頂いてまいりますが
昨日は、越後の伝承の絣の工房に伺ってまいりました。


   01.jpg

写真は、絣糸を作る工程です。

   02.jpg

方眼紙に描かれた図案から、織り上がりまでの
作業の流れを表したチャートを写真に撮りましたが
ぱっと見ただけでは、なかなか分からない事と思います。

越後や結城などの織物の産地、東京の落合や京都など染め物の産地、
工房の見学会などを玉川屋でも開かせて頂きますが
本や文章を読んだのでは、なかなか伝わらない事が
実際に伺って、現場を見たり、話を聞いてみると
微妙なニュアンスも含めて、感じ取ることが出来てきます。


私達、呉服屋からすると
そこで感じたことをお召しになるお客様にお伝えをして・・・
お客様からされると、
ご自分のお持ちのお品に対しての愛着が、より一層深くなって・・・
そんな、良い循環の橋渡しが、毎年の楽しみでもあります。

毎日少しずつ、
実際に伺ってみて、感じたこと、拝見したことを
お伝えしてゆきたく思います。








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明日は越後へ


こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

この週末を過ぎると、夏本番の8月、
真夏の折り返し地点です。

明日、明後日とは、越後の産地をまわってまいります。
昨日電話をした時には、30度後半の暑さ・・なんて話でした。

ビルに囲まれた東京の街中の景色からすると
青葉の山の中を車で走るだけでも
爽やかな気持ちとなってきます。


薄物のシーズンも真っ最中ですし
秋からの品揃えの準備も忙しいこの時期ですので
一時の気分転換を兼ねて、行ってまいります。

実際に、産地に伺ってみるからこその
色々なお話しがありますので
お店や、ホームページでもそんなお話しを、
これからの、夏から秋への季節の移りと共に
またお伝えしてゆきたく思います。


   昨年の越後探訪の様子は、こちらからご覧下さい・・・・01.jpg







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