明日から
'2011-06-16 22:51:24')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
梅雨入りから、初夏へ・・・
季節の移り変わりの時期となってまいりました。
雨空の合間にのぞく
初夏らしい爽やかな陽差しに
涼感ある単衣や薄物も、楽しい時期でもあります。
歳時記の、「夏」の項を見てまいりますと
日傘、夏帽子、簾(すだれ)、籠枕、団扇、打ち水、風鈴・・・
そんな言葉が見受けられます。
以前は暮らしの中に普通にあったものでしょうが
いまでは、日常の生活からは少し縁遠くなっているものもありますが、
昔ながらの、しぜんな "涼" が
節電の声も多く聞かれそうな今年の夏を
心地よく乗り越えるポイントかもしれません。
実際の涼しさを、肌で感じる事だけではなく
"風鈴の音色" や "夏衣の透け感"など
耳で聞いたり、目で見たり、することで
涼を感じることもあります。
そういった意味では、形は同じ着物であっても
"寒い季節の着物" と、"夏の薄物" では
まったく違うもの、となってまいります。
生地の素材も、
絹、麻、木綿、そしてシナや芭蕉などの自然布・・・と色々あり、
絹の生地でも、絽や紗、
さらにそれぞれの地風には縦絽や変わり絽、紋紗・・と
織りの生地でも、お召しや縮みなど、
その生地の地風や織り具合も、冬の生地に比べて
ラインナップがずっと豊富になります。
下に入る襦袢や、帯芯の、表の生地への映りにも、
涼感があふれてまいりますし、
他の季節なら、お作りになるのを、ついつい考えてしまう
季節感のはっきりしたピンポイントの柄行の着物や帯も、
はじめから時期の限定された夏のお着物ならば
それが何よりの魅力、楽しみとなってまいります。
「涼しさを感じさせる・・」
夏のお着物にはそんな楽しみがあります。
お召しのご自分も楽しい事ながら
ご覧になる周りの方にも、涼しい気持ちが伝わる・・・
夏のお着物ならではのお楽しみです!
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玉川屋のお店も、涼感あふれる着物や帯でいっぱいですが
明日17日(金) と 18日(土)の2日間は
今年で15年目を迎えます、着遊会「得とく なつもの展」を
銀座の清月堂ギャラリーの1,2階にて開きます。
夏の着物にこだわりを持つ七軒の呉服店が集まり
2階フロアには、各店より、選りすぐりの夏物を持ち寄りまして、
シーズン直前のこの時期ならではのご奉仕となります。
ギャラリーの1階フロアには、「冬帯500選」と題しましての
シーズンオフならではのお値打ちにて
染帯、名古屋帯、八寸帯、袋帯・・総点500点をお揃えいたします。
15年目の感謝と致しまして、
期間中15万円以上のお買上のお客様には
帯揚げ(加藤萬)または、帯締め(龍工房)をプレゼントさせて頂きます。
銀座四丁目の交差点よりも歩いて1分の便の良いギャラリーです。
17日の金曜日は、お仕事帰りにもおいで頂きやすいよう
午後8時まで開いております。
これからの季節のお出かけが楽しくなるお品をご覧に
是非お気軽に、お遊びにおいで下さいませ。
■「得とく なつもの展」の詳しいご案内も、こちらでご覧下さいませ・・・クリック
■玉川屋の、夏物のお品もこちらで色々とご覧を頂けます・・・クリック
「得とく なつもの展」に出品予定のお品も沢山ございます。
お気に召すお品がございましたら、是非お気軽にお問い合せ下さいませ。
▲期間中の、
17日(金)・18日(土)は、渋谷のお店はお休みさせて頂いております。
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渋谷のお店の中も、
涼しげなお品で季節の趣きいっぱいとなっております。
涼感たっぷりの薄物、
軽やかな着心地の単衣、
秋からのお召しの楽しみな袷・・と
色々なお品が沢山に揃いますのが
この時期の呉服屋の店内の楽しさでもあります。
銀座のギャラリー、渋谷のお店、ともに
是非お気軽に、お遊びにおいで下さいませ。
■袷のお着物のお手入れも、この時期にどうぞお声がけ下さい。
「そのうちに・・」と思っていると
ついつい、そのままに秋を迎えてしまうものです。
玉川屋のホームページにも、お手入れの優待券をご用意しました。
どうぞご利用下さり、永く大切にお召し下さい。
・・・クリック
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから