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お悔やみ事の帯

連休明けの週末、
朝夕の涼しさも大分増してまいりました。

秋も深まり、楽しいお出かけだけではなく
偲ぶ会や、回忌などの機会も出てまいりますので
お客様からの、そんなお品のお声がけを頂くことも
多くなってまいりました。


最近は、ご葬儀のお通夜にも
洋装、和装問わず、黒のお召し物で、ということが多いですが
以前は通夜の時には、通夜着として
落ち着いた色無地に黒や濃い紫の帯で列席をされました。

また、偲ぶ会や年数がたってからの回忌などでは
やはりおさえた色目の色無地や江戸小紋に、
黒や濃紺や濃い紫といった帯、あるいは
落ち着いた雰囲気の染帯や名古屋帯、袋帯などを
合わせてお召しになります。


けっしてお洒落を楽しむための場ではないのですが
それでも、ご自分なりの思いを装いに表して・・・
というのは、変わりのないことと思います。

お召しの機会がしょっちゅうある訳ではありませんが
(逆に少ない方がよいお品でもありますが)
いざとうときには、安心してお出かけを頂ける
そんなお支度でもあります。



■黒地の帯


鶏頭紋 櫛織り名古屋帯 01-01.jpg   01-02.jpg


 綴帯 正倉院華紋 02-01.jpg   02-02.jpg





■落ち着いた雰囲気の帯  不祝儀だけではなく、色々なシーンにお締め下さい


   ボカシ織り彩錦 綴れ帯 03-01.jpg


すくい織り 流水 名古屋帯 04-01.jpg   04-02.jpg












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一珍染め & 今年の「猫!展 プラス」


こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

きょうは陽差しも良く、
歩くと汗ばむくらいのお天気でありましたが
日なたから一歩、街路樹の木蔭にはいると、
ずいぶんと乾いた空気と涼しさを感じます。

目で見て感じるよりひととき早く、
季節の移り変わりは、
肌で感じられてまいります。


昨日のこのページで、
「角出し」の帯結びの講習会のお話をかきましたが
その時の、先生で来てもらいましたのは
女性の染めの作家さんでありました。


一昨年の秋に玉川屋でひらいた「猫!展」

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の、帯を染めてもらった、本田早苗さんという作家さんです。

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本田さんの染めは、「一珍 (いっちん) 染め」という
友禅に通常使われる餅米の糊ではなく、
小麦粉からつくられる一珍糊を防染に使用して染める友禅の技法です。

一珍糊は乾くと細かなひぴが入り、
そこに染料が侵入することで自然と独特の表情が生まれてまいります。


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上の写真は、今年の猫の染帯のお太鼓の部分ですが
ひび割れた所に、地色や友禅の染めの色が
しぜんと入り、とても柔らかい雰囲気に染め上がっているのが
お分かり頂けることと思います。


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お太鼓に形作るとこんな雰囲気になります。


お背中の柄も楽しいながら、
お太鼓に結んだ時の、太鼓の裏にもワンポイントの
お遊びが染めてあります。

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お太鼓の裏は、ご自分では見えませんが
周りの人からはけっこうよく見えるものです。


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表の柄に合わせてワンポイントのアクセントをあしらってみたり
表をシンプルにして、太鼓裏に柄を持ってきてみたり

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「猫」に「鈴」・・・なんて組み合わせや
ご自分のお好きなモチーフで、お好きなように誂えてお染めすることもOKです。

友禅だけではなく、刺繍で入れてみたりも、
なかなかに遊び心いっぱいのお洒落です!
 (上の、足跡のお太鼓柄の帯は、太鼓裏の猫に刺繍が入っているのです)


11月には、今年も本田早苗さんの「猫!展 プラス」を
玉川屋で開きます予定です。

今年の猫ちゃん達も、だんだんに増えてまいりました。

日本の着物、帯としてのテイストたっぷりながら
とても柔らかい雰囲気で女性ならではの感性と遊び心いっぱいの
「猫」のモチーフ・・・ 楽しいお品をぜひご覧になって下さいませ。


なぜ "猫" なの? と聞かれることも多かったですが、
猫が大好きな本田さん、

作り手さんが、
自分の好きなテーマで、好きなように染めてみると
どんなに楽しいお品が出来てくるのか、
秋の深まる季節の頃のお楽しみです。



精緻な染め上がりの糸目友禅とはまたちがう、
独特の柔らかな雰囲気の染め上がりが持ち味の一珍染めですので
猫だけではなく、
花屋さんやケーキ屋さんなんていう、ちょっと着物らしくないテーマでも
染めてもらうことにしています。

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シックな着物に楽しい帯・・ 明るい色目の着物に可愛らしい帯・・
着物ならではの遊び心のあるコーディネートをご覧になってみて下さい!


勿論、落ち着いた品の良い染め上がりも、
一珍染めの、またもう一つのテイストです。

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単に、染めの技法と言うだけでなく
着物や帯として染め上がりのイメージの広がりや
取り合わせることによって、雰囲気や表情が膨らんでゆく
そんな着物ならではの趣きを、
これからの季節のお出かけに楽しんで頂ければ嬉しいです。











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角出しの帯結び

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

ホームページの更新も、ブログの更新も
ずいぶんと間があいてしまいました。

9月の初めのお店の模様替えにはじまり、
中旬には、新作を中心に「秋の玉美衣裳展」、

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終了して間一日をおいて
地元の氏神様であります金王八幡宮の例大祭・・・
  (写真は、渋谷109前での記念式典と、道玄坂での14基の御輿による連合渡御)


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毎年の事ながら、
9月は目の前の一つ一つをこなして行くと
気が付けば、お彼岸過ぎとなってしまってしまっています。


風も涼しくなっての秋の入り口、
またあらためて、
落ち着いたペースで進めてまいりたいと思いますので
どうぞよろしくお願いを致します。



「秋の玉美衣裳展」の期間中の、土・日曜日の夕方には
お店で「角出し」の帯結びの講習会を開いておりました。

帯枕も入れず、低めの位置で結びますため
気軽なお召しには、お役に立つ結び方ですが
結び方やアレンジの仕方も色々あり、

なんとなくは分かるけれど、今ひとつ自分のものにならなくて・・
お店でそんなお声も伺うことが多かったもので
お着物シーズンを前にしたこの時期に開いてみました。

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初日はとくに大勢の方がおいで下さり
見本の帯結びをご覧頂いた後に
何組かに分かれて、自分で締めたり、他の人に締めたりと
実習してみました。

もう少しこうすると形が良くなる・・
以前に習った時には、こんな締め方もしてみた・・
それぞれに色々な意見やお話しもでながらで
盛り上がりながらの2時間ほどとなりました。


秋のこの時期には、
いつも京都よりの綴帯の古典を併催しているのですが、
締めるほどにしなやかで、なおかつしっかりとした腰のある
そんな綴帯は、
角出しの結びにはとても向いた帯でもありましたもので、
そんなこともあって、じっさいに仕立て上がった綴帯を使っての
角出しの帯結びも試してみて頂きました。

一回締めるとしっかりと締まり、窮屈すぎず、緩まず・・
見た目でも感じて頂ける雰囲気や色柄とはまた違い
締め心地、着心地というのは、
実際に自分で結んでこそ分かるんだな・・と
帯の結び方だけではなく、そんなことも皆さんに感じて頂けたようでした。











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今日の新着  八寸かがり帯

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

夏の終わりから秋の始まりの今の時期、
毎日のように新しいお品が出来上がって、
染め屋さんや機屋さん、問屋さん達からお店に届きます。

今日の新着は、柔らかな藤色の地色の、八寸帯です。

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芯を入れずにお仕立てしますので、軽快にお締めを頂ける八寸のかがり帯、
紬地やざっくりとした素朴な風合いのお品も多いですが
織りの着物から、染めのちょっとよそ行き風のお着物にまで
お取り合わせの頂きやすいお品です。

すっきりとした地風は、盛夏を除き季節を選ばずにお楽しみが頂けますもので
秋のこの時期に織り上がりますように、
5月の薄物が始まる頃に機屋さんにお願いをしておりました。


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以前にこういったお色目のお品も織ってもらいましたが、
今回は少し綺麗な色を楽しめるように藤色の地色をイメージしておりました。

機屋さんに藤色の地色のお品で相談をしたところ、
以前に織ったお品を見せてもらったのですが

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今回、私どもでイメージするお品は、あまり色数を使わない
同系の濃淡を基調としたイメージでしたもので
使う糸色をこちらで指定して、織ってもらう事になりました。


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上の写真は、大まかな配色を描いた
思いっきりラフな最初のメモですが
そのイメージを元に織り上がったお品が本日届きました。


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地色と同色の部分にも、地紋のように柄が織り込まれて
着物に合わせて実際にお召しの時には、
立体的に浮き上がってまいります。

今頃の時期から、単衣のお着物に合わせてのお出かけなどには
とくに素敵なお品です。


来週の11日(金)よりは、お店で秋の新着のお品を中心に
「秋の 玉美衣裳展」と題しての、よそおいの会を開きます。

これからの季節のお出かけを、いっそう楽しく・・
是非お気軽にお遊びにおいで下さいませ!


     詳しいご案内は、こちらからご覧下さいませ・・・・DM.jpgクリック











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色かけ

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

九月に入り秋の風も吹き始めましたが、
暑さまだ残る日が続いております。
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

薄物から単衣に替わる時期、
いざお召しになるタイミングになると
ちょうど今の陽気にしっくりくるお品が
気になってくることと思います。

そんな気持ちで、お店においで下さる方も多く
お一人お一人の、着こなしやこだわり、イメージに合わせての
コーディネートやお品選びのお手伝いが
私達にとっても、楽しい時期でもあります。


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上のお写真は、透けた地紋の入ったの白生地をお染めした
紋紗の着尺地です。

夏の色無地としてや、洒落感のあるすっきりした着物として、
お召しに頂きやすいよう、ちょっときれい目なお色を染めてみましたのですが、
夏から秋に向けての模様替えをしている時に、
これからの時期の、コートやお羽織にお勧めしたいな、と
思いながら眺めておりました。

夏のお着物とすると
白い襦袢が下に当たって涼感も増してまいりますお色合いですが、
秋口や春先用の、羽織ものとしてみてみると
色合いがちょっと鮮やかになってまいりますもので
お色目をひと色抑えることに致しました。

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渋札の脇にある見本裂の、淡いグレーで
色掛けを致します。

薄いグレーを重ねて染めてあげると
全体の色合いが、品良くおさわった感じになります。

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したにお召しの着物や帯を淡く映して、お出かけを楽しむのには、
生地に主張がありすぎることなくちょっと控え目、でもやさしい綺麗なお色合い・・
そんなお色目がお勧めですが、上のお品はいかがでしょうか。


お手持ちのお着物でも、
こうしてお色を掛けてあげることで
雰囲気を変えてまた楽しむことが出来ます。

新しいお品も楽しいですし、
お手持ちのお品を色々工夫しながらお役立てになるのも
また、お着物ならではのお楽しみです。


これからの季節の、お着物でのお出かけを楽しむ、
そんなお話しをご一緒させて頂けますよう、
お茶でも飲みにお遊びがてら、
お気軽に玉川屋へおいで下さいませ。












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