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玉川屋 着物つれづれなるままに
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お誂え・・楽しんでみませんか!

皆様いつも有り難うございます、
玉川屋呉服店の石井貴彦です。

あんなに暑かった夏から続いて
10月の半ば過ぎまではまだまだ単衣でもよいような陽気でしたが
ここしばらくは、風にも冷たさが増し、秋らしさも深まってまいりました。

玉川屋では、女性の染色作家さんの手による
猫をテーマに染めた着物や帯での「猫展」を開いておりました。


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「猫展」の詳しいご案内は、こちらをクリックしてご覧下さいませ。




”猫”のモチーフの楽しさや面白さもあるのですが、
染める作家さん本人が、「猫が大好き!」で
だからこそ伝わってくる、お品の魅力というものがあります。

「こんなモチーフやイメージで・・」「派手さや、シックさはこのくらい・・」
「お召しいただきたい年代は・・」と、普段は玉川屋からリクエストを出して
下絵を描いて、それを修正し、生地を決め、地色を決め、挿し色の雰囲気を決めて、

そのようにして、オリジナルの誂えの品を染めてまいります。


今回もそうなのですが、そのようにして作ったお品をお客様にお目にかける時は
ご覧になったお客様からのご注文もまた、誂えが多くなったりも致します。

ご覧になったお品でお気に召す物があればそれも良いのですが
「地の色合いがこんな感じだったら」「柄行はもう少しこんな風に」
そんな色々な思いをお伝え下さって、
それをお品に映して行くこともまた楽しみな事です。


まるっきりの、真っ白な所から始めることもありますし、
ひと言に ”赤” と言っても、
人それぞれに思い浮かべる ”赤” の色味が微妙に違うように、

お誂えの場合は、お客様、呉服屋、職人さん・・それぞれのイメージを
なるべく共通化することが大事でもありますので
染め上がりのお品や、写真や、絵など、ベースになるイメージを何か用意してから
スタートをすることも多いです。

着物姿の写真を見て、あの帯の雰囲気はよいけれど、
柄のモチーフはこう、色合いはこう、地の色はこんな色目・・だったらよいのに、
そんな風に思ったこともありませんか。

色々な写真や切り抜きをストックしておいて
それを眺めながら色々なイメージを自分の頭の中で作って
 (それがまた楽しい作業であるのですが)
「こんな感じに」という想いが少しでも出来てきたら
漠然としたイメージでかまいませんので、どうぞお聞かせ下さいませ。

そのイメージや想いを伺って、それを下絵に表して・・
そうして、着物や帯のお誂えがスタートします。

以前にもご紹介を致しましたが、
ホームページを通じてそんなお誂えを楽しんでいただこうと
” クリスマスの帯を染める " という企画を立てたことがあります。
雰囲気やイメージを決める所から、下絵を決め、地色を決め・・
そのように進む様子を、ホームページをご覧の方からの投票で進めてみました。


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http://www.tamagawaya.info/page/vote/rireki.html
詳しくは、こちらをクリックしてご覧下さいませ。

(「クリスマスの帯を染めましょう!」のPart.1〜4)

ホームページでご覧になると非常にシンプルな流れに見えますが
実際は、下絵一つでも、最初の草稿から仕上がるまでには色々やりとりがあります。


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お店にあるお品をぱっと選ぶのとはまた違い
お召しになるまではお時間を頂きますが
品創りにご自分も参加されて行く・・
そして自分だけのお気に召す良いお品が染め上がるのをまつワクワク感・・は、
お誂えならでは楽しみでもあります。


ご自分のお好きな色で白生地を染めるお誂えの色無地、
江戸小紋を好きな柄とお色目で染める、
いざというときのお召し物だからこそ、フォーマルな訪問着や付下げのお誂え、
染め上がりのお品をアレンジしたり、下絵から染める、染帯、
ビロードやレースのコート地を、柄と色をお好きな組み合わせで、

染めのお品だけではなく
紬の柄や色あい、綴れの帯、など織りのお品のお誂えも大丈夫です。

訪問着の柄を羽織にしたり、
ご自分の書いた下絵で浴衣や手拭いを染めたり・・

色々なお誂えの楽しみが、呉服屋には沢山あるんです!


誂えのお話をさせて頂くと、お話は盛り上がりながらも
「でも、お値段も倍くらいになっちゃうんでしょ・・」
といったお声も伺います。

一からオーダー、そんな風に思うとお値段も高くなりそうに思うのですが
実際はそんなこともないんです。
そんなお話は、また次の機会にお送りさせて頂きたいと思います。






来月の12月には、玉川屋のお店で
 友禅染めの模様師さんに教わりながら、自分で半衿を染めてみる「染色体験教室」、
 玉川屋のお願いしている仕立屋さんにプロならではのコツを聞く「半衿の付け方教室」、
などを、予定しております。


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見て楽しく、着て楽しく、知って楽しく・・・
 今度はそれに、体験して楽しく! を加えてみませんか。



気持ちの良い季節ではありますが、
急に肌寒くなる日もこれからは増えてまいります。
お体にもご自愛になって、お着物お楽しみ下さいませ。



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沢山のご来場有り難うございました

皆様いつも有り難うございます、
玉川屋呉服店の石井貴彦です。

秋晴れ、の言葉がぴったりと感じられる
気持ちの良いお天気の日が増えてまいりました。

肌に少し冷たいくらいの風が、寒いと言うよりは心地よく・・
そんな季節であります。

着物の柄にも使う秋の花や草には、
紅葉、楓、銀杏、菊、秋桜、萩、ススキ、桔梗、女郎花、曼珠沙華、露草・・など
数えて行くとずいぶんあります。

「花」のイメージが強い春に比べて、単に咲く花だけではなく紅葉や萩、銀杏など
景色としての情景や、草や葉の色づきなど、この季節には「秋らしい趣き」というものがあります。

淡く柔らかい雰囲気の春の「色」のイメージになのに対して
色彩豊かに、力強さもある色取りが、秋の「色」のイメージであるような気がします。

お着物のコーディネートにしても
柔らかい色遣いですっきりとした着こなしを、春はお勧めすることが多いですが
これからの季節の取り合わせには、
「少し濃いめの色の帯締めで、着物姿にアクセントを添えて・・」
そんな取り合わせ方がよろしいかと思います。



このあいだの週末には、新宿は落合にて
「江戸更紗」「江戸小紋」「東京手描き友禅」「湯のし」の
4つの工房の「工房見学&スタンプラリー」を開いておりました。

数日前の暑さもおさわって、お着物でのお出かけには丁度よい陽気となりましたので
お着物姿でおいで下さった方もずいぶん多くおいででした。

  当日はこんな雰囲気でお出かけいただきました



単衣の方あり、袷の方あり、帯付きの方あり、羽織姿の方あり、
お色合いや柄行、取り合わせ、着こなし・・
お一人お一人皆さんそれぞれ違う着姿を拝見するのも
呉服屋の私共にとりましても、大変参考になりますし
また毎年の楽しみの一つでもあります。



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工房見学から週が明けて、今週は20日(土)まで、玉川屋のお店にて
「江戸更紗」「江戸小紋」「東京友禅」の各染め工房のお品をお揃えをして
「染めの街・落合展」を開いております。

見学の折りにはご覧を頂けなかった、各工房の趣のある染め上がりのお品を
お揃えしております。

  店内の様子は、玉川屋のホームページからご覧頂けます
   こちらをクリックしてご覧下さいませ。

一点ずつ染めてまいりますお品ですので
お目にかけているお品だけではなく、
お好みの色や柄でのお誂えもお承りが出来ます。

また期間中には、
  お着物をお求めの方には、胴裏をサービス
  帯をお求めの方には、お仕立代をサービス、させて頂いております。

  ご案内はこちらでご覧下さいませ
   こちらをクリックしてご覧下さいませ。

この機会に、ご自分のお好みの一品、ぜひ見つけて下さいませ。
秋の良い季節、お茶でも飲みにお遊びがてら、お気軽なおいでを
ぜひお待ち申し上げております。


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10月28日 (日)、29日 (月)には
工房見学をして頂きました落合にあります、割烹「桃山」を会場に移しまして
染め工房「落合ほたる」の作品展も開きます。

 (落合ほたるって・・
    その昔、神田川と妙正寺川が落ち合う町「落合」は、
    綺麗な水を求めて蛍がたくさん集まる様子が浮世絵
    にも残る江戸時代の観光スポットでした。
    玉川屋が、染め元の若手後継者と一緒に作るグループは、
    その浮世絵の名前をとり「落合ほたる」と命名しました。 )
   

両日、先着100名様には、各工房がオリジナルでお染めした半衿を
プレゼントいたしております。こちらへもぜひお遊びにおいで下さいませ。


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落合の染め屋さんに限らず、染屋さんや機屋さんにお品をお願いする時には
「こんな雰囲気の柄にしよう」「色はこの地色で、挿し色はこんな感じ」
そのように玉川屋から注文を出してお願いすることが多いのですが、

「もし、自分の好きな様に染めてよいとしたら、何が染めたい?」
そんなお話を、女性の作家さんにしたら「猫!」という答えが返ってきました。

自分の好きなテーマで、好きなように染めると、とても楽しいお品が出来てまいります。
10月の30日 (火)から11月の2日 (金) まで、玉川屋のお店でそんな「猫展」を開きます。

お店でそのお話をしていると、「着物好き」かつ「猫好き」という方が
とても多くおいでで、けっこう盛り上がっています。

「着物好き」のかたも「猫好き」のかたも、
作り手さんの楽しみのいっぱいつまったお品をご覧に
ぜひお遊びにおいで下さいませ。

  (詳細も、近日中にご案内をさせて頂きます。)


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秋分から立冬の間の今の時期、
二十四節気の暦で行くと「寒露」や「霜降」といった
文字の感じからも、冷たさの感じられる時期になります。

徐々に風の冷たさも増してくる季節ですので
お体にも皆様十分にご自愛下さいませ。

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はやめの七五三

皆様いつも有り難うございます、
玉川屋呉服店の石井貴彦です。

先日の日曜日に、甥っ子の五歳のお祝いをしてまいりました。
十月の初めで、本来ならまだ時期も早めなのですが、
仕事の関係で海外におりましたもので
帰国の都合にあわせてのこの時期となりました。

私は弟と2人兄弟でしたので、自分達が着たお祝い着もあったのですが
私達2人が使った後に、従兄弟たちや、当時の玉川屋のお店の人のお子さん達など
ずいぶん数多く色々な機会に使って、だいぶ痛んでおりましたもので
今回は久しぶりの男の子のお祝いということもあり、新しいお祝い着を用意しました。

私達の時には緑の無地の祝い着と羽織に、縞の袴でしたが
今回は色は濃紺ながらも、やはり同じように
無地の五つ紋付きのお祝い着に致しました。

大人の着物でもそうなのですが、
柄のある華やかな物や凛としたものも素敵ながら
シンプルな雰囲気のお品には、ポイントのある取り合わせが
引き立って見えてきます。

男の子のお祝い着は、鷹や宝船、鯉など雄々しく力強い柄行きもよいですが
白く抜いた紋が綺麗に映る無地の着物姿もまた凛々しく映ります。

(こんな雰囲気です) 
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また、男の子のお祝い着は半衿のお色もポイントの一つになります。
白や淡い色合いの半衿を付けることが多いですが
今回は、明るい水色のサヤ型の地紋の綸子の半衿を付けました。

(こんな感じです) 
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半衿だけ置いてみてみるとかなり浮く感じなのですが
着せた時には、襟元が子供らしく明るく可愛らしい感じになりました。


当日の朝、なるべくゆったりめには着せてあげたつもりではありますが
写真を撮った後で、もし大変そうなら
いつでも脱がしてあげようと心配しておりましたが
身内だけでなく周りの知らない人からもほめられて
本人は子供ながらにも、けっこう自分の着物姿が気に入ったようで
夕方までしっかり着ていました。


「当日何か困ったこと」を、七五三のお祝いをしたお客様に伺ってみると
途中でお子さんの機嫌が悪くなってしまって・・・ということが一番多いです。

呉服屋からのアドバイスとすると、
まずは、朝から「可愛いね、格好いいね・・」なんて
褒め続けてあげるのがポイントです。

もうひとつ、お子さんの機嫌が悪くなってしまう理由は
草履の履き心地が悪くてつらくなっちゃう子も多いようです。
ですので、お祝いの一ヶ月くらい前からは
家の中で草履をサンダルがわりに履いていると
鼻緒もゆるみ、足にも自然になじんでくる事と思います。


お祝いの当日は、お子さんもいつもと違う支度があったり
周りの大人も何となくいつもと違う雰囲気だったり、慌ただしかったり、と
お子さんにしてみれば、朝から落ち着かないことも多いはずです。

お子さんの健やかな成長をご家族皆様でお祝いする日、
ご本人がいかにリラックスして過ごしてあげられるかを思って下さると、
きっと良い思い出の残る一日となることと思います。



今年のお祝い着も、ご両親の品のお手入れをお承りしたり、
おばあちゃまがご自分でお仕立てをされたり、
家族みんなで色々相談しながら選んだり・・と
思いのこもったお支度のお手伝いを色々させて頂きました。

振袖や七五三のお祝い着は、
そんなご家族の色々な風景を拝見できて、私達も一緒に楽しませて頂けますし、
華やかな色や柄の着物や帯、小物を広げていると、お店の中も明るくなります。

呉服屋にとってお祝いのご用のお手伝いが出来ますことは、
とても嬉しいお仕事であります。

お着物や帯だけではなく、いざ当日なると
小物ひとつが足りなかったりもありますので、
お早めにお支度の準備をされることをお勧めいたします。

帯締めや筥迫、羽織の紐など、小物だけも色々お揃えをしておりますので、
お祝い着のご用もどうぞ何でもお気軽にご相談を下さいませ。

 (もちろん、お召しになった後のお手入れなどもお声がけ下さいませ)

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毎年ご好評を頂いております、玉川屋のイベントに
新宿は、神田川と妙正寺川の二つの清流(古くはではありますが)が落ち合う事から
名付けられた「落合」の街にての「工房見学&スタンプラリー」があります。

江戸時代は、浮世絵にも残る蛍の名所であった「落合」には
その綺麗な水を求めて、古くから多くの染色の工房が集まっておりました。

私と同年代の染め工房の跡継ぎである友人達とは、
東京の染めをもっと多くの方に知って頂くために・・・と仲間が広がり
ほたるの浮世絵の名にちなんで「落合ほたる」と名付けました。

そんな仲間達と、
「江戸更紗」「江戸小紋」「東京手描き友禅」「湯のし」の4つの工房を
スタンプラリー形式にて自由に見学して頂だくことのできる
「染めのまち落合・2007」を今週末の13日(土) 、14日(日) に開きます。

2001年に手探りで初めてのイベントを行ってから
おかげさまで今回で第6回目を迎えることが出来、
1200人以上の方にお出かけを頂いた年もあり
毎年沢山のかたに東京の染めを知って、楽しんで頂く機会となってまいりました。

伝統を守りながら、新しい時代にむけて挑戦しております
「染めのまち落合2007 工房見学&スタンプラリー」に
是非お遊びにおいで下さいませ。

初めての方も、何回もおいで下さった方も、
きっと新しい発見や楽しみが、今年もきっと見つかることと思います!

4つの工房をまわって下さった方には、毎日先着で200名様に
各染め工房の道具をデザインした、オリジナルの手拭いをプレゼントいたします。


詳しいご案内は、玉川屋のHPにてご覧頂けます。
 こちらをクリックしてご覧下さいませ。

 当日は、参加も無料です。 
 落合の工房見学マップをもってお気軽にご参加下さい。

 工房見学マップは、玉川屋宛に( takahiko@tky.3web.ne.jp )
 メールで、お名前とご住所をお知らせ下されば、すぐにお送りさせて頂きます。


工房見学の二日間は、各工房の見学のみとなります。
「せっかくだから染め上がったお品も是非見てみたい」と
そんなお声も頂きます。

工房見学の翌週には、渋谷の玉川屋のお店で
「染めの街 落合展」を・・

その次の週には、落合の会場にて
「落合ほたる 作品展」を・・
                それぞれ開いております。

各工房の伝統のお品、新しい提案のお品、
そして染め工房同士でのコラボレーションのお品など
色々な品をお揃えしてお目にかけさせて頂きます。

期間中は、玉川屋から特典をご用意させて頂いたり
先着で、各工房のオリジナルの半衿をプレゼントしたりと言った、お楽しみもございます。

詳細はパンフレットと工房見学マップにお載せしてあります。
こちらへも是非お気軽にご来場下さいませ。

詳しいご案内は、こちらでご覧下さいませ
 こちらをクリックしてご覧下さいませ。  

(一部のご案内で、玉川屋での「染めのまち落合展」の会期が
 19日(土)となっておりましたが20日(土) までと、謹んで訂正させて頂きます。)

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着て楽しく、見て楽しく、知って楽しく・・・

お着物の楽しみ方は沢山あることと思います。
そんな、気軽にお着物を楽しんで頂くお手伝いが出来れば嬉しい限りです。

お出かけにも心地よい陽気となってまいりました、秋10月・・
落合の染め工房へも、そして渋谷の玉川屋のお店へも
どうぞお気軽にお遊びにおいで下さいませ。

是非お待ちいたしております!



  ことのほか、暑さ厳しかった今年の8月と9月、お召しになって楽しんだ
  薄物や単衣のお着物、 汗もかかれておいでのことと思います。

  汗抜きやシミヌキの、お手入れをしてからしまって下さることが
  来年のシーズンも楽しくお召しになれる大事なポイントです。

  玉川屋へ、お茶でも飲みにお遊びがてら、どうぞお持ちになって下さいませ。 


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シナ糸の結び方

皆様いつも有り難うございます、
玉川屋呉服店の石井貴彦です。

なかなか更新も出来ずにおりましたが、7月も最後ということで
ギリギリながら、今月伺った越後の産地でのお話を一つ。

作り手さんの所や産地に伺った時には
色々な品を拝見することもさることながら
実際に、聞いてみたり、見てみないと分からないような
作り方の話を伺うのも楽しみの一つであります。

今回、始めて見せて頂いてきたのはシナ糸の結び方です。

長い糸をとれる生糸と違い手紬の糸や、植物繊維の糸は
絣の染めや織りもさることながら、糸作りに大変さがあります。
特に植物繊維は、短くしかとれない糸を繋いで長い糸に仕上げて行く
糸作りの工程は根気のいる手業の仕事となります。

植物繊維の糸の結び方には、産地によって使う植物や糸質もそれぞれな様に
糸の繋ぎ方もまたそれぞれに特徴があります。

たとえば越後上布は、糸を繋ぐときには、糸の端同士を重ねてそれを撚り合わせます。
撚り合わせた部分を、片方のもと糸に寝かせて、またそれと撚り合わせます。

文章で書いても、なかなか頭の中にイメージが涌かないと思いますが
玉川屋のHPの「玉川屋トークショー」のページの ”麻の話” にその結び方が
写真と一緒に載せてありますのでご覧になってみて下さい。

  こちらをクリックしてご覧下さいませ。

ご覧頂くと分かるのですが、越後上布の糸の繋ぎ方は、”結ぶ” のではなく ”寄り合わせ” て
糸を繋いでまいりますので、実際の生地をご覧頂いた時には、結び目のない平たい織り上がりになります。


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対照的なのは、沖縄の芭蕉布で、
芭蕉の木の繊維を裂いて作った糸を結んで繋いでまいります。
そのため、芭蕉布の生地には織り上がったあとでも糸の結び目が分かります。


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今回拝見してきたシナ織りは、シナの木の幹の繊維をまず薄く削いでから

      
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それを粗く裂いて、


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さらにそれを細く裂いて糸にしてまいります。

裂いたままではまだ短い糸を繋いで行くのですが
まず、糸の端を半分ずつさらに裂いて、Yの字になった糸同士を向かい合わせて重ねます。

重ねたら、Yの字の根本の糸を少しほぐし、空いた隙間にYの字の糸の端をくぐらせ
撚り合わせて、一本の糸に繋いでまいります。

   
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そうして長い糸にして巻き取ってゆきます。

   
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玉川屋ではシナ布の帯も、絣柄、型染め、もじり織り、柿渋の染め、等ありますが

         
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シンプルな無地の織りのお品も評判良くお使いを頂いております。

無地の場であっても、シナ糸の風合いが自然な景色となって浮いてくるのでありますが
同じ無地であっても、帯それぞれに色合いや趣が違ってまいります。

   
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その事を伺ってみると、
「同じシナの木でも、生える山が違うと、その色合いや風合いも自然と変わってくるんですよ」
そんな答えが返ってきました。

その風合いや糸の様子によって、織る人を変えたり織り具合を加減したり、
そうしながら良い織り上がりを求めてゆくとのことでした。


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伺った日にはシナ織りの角帯が、機に掛かっていました。

夏の時期にクローズアップされることの多い自然布の帯ですが
もじり織りのような透け感たっぷりのお品は、薄物や単衣のお着物向けになりますが
目のつまったお品は、袷のお着物に合わせても十分お楽しみ頂けるお品です。

素朴さたっぷりながら、雰囲気のある着物姿をさりげなく楽しめる・・
そんな自然布を趣をぜひお楽しみになってみて下さい。



ブログ形式にする前の「着物つれづれなるままに」のページは < こちら > から

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来年の夏もお楽しみに!


皆様いつも有り難うございます、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

おかげさまで夏のお着物をご覧においでのお客様も
今年は特に多く、ブログを始めHPの更新も
申し訳ないながらも、ついつい滞りがちになってしまいました。

そんな夏のお着物のシーズン真っ最中なのですが
ここしばらくは色々な産地へとうかがい
来年の夏の織物の準備の打ち合わせなどもしてまいりました。

お店でお話をすると「今頃から?」なんておっしゃるお客様もあるのですが
ちょうど一番お召しになったり、お求めになったりする時期に
お店でお客様としたお話や、 色や柄、雰囲気のお好みなど
自分の頭の中に明瞭にイメージが出来ているうちにそれを作り手さんに伝えておくことが大事なのです。

こんな風合い、こんな色、こんな柄・・・頭の中では同じように思っていても、
夏の盛りを過ぎ、秋になって、冬になって
時が過ぎて、季節が変わる内には微妙に変わってきてしまいます。

イメージがクリアなうちに、わかりやすく作り手さんに伝える
その事がとても大事なことですので、
毎年この時期には、来年のための準備を始めてまいります。


昨日までは、小千谷縮みや夏の塩沢お召し、粋紗など
越後の産地へ夏の織物のお話をしに行ってまいりました。



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この数年のお客様のお好みを拝見していると
シックな感じから、きれいなお色目へとお好みがうつってきている気がします。
せっかく着物を着るのだから、洋服とは違う着物ならではの雰囲気で、
そんな思いがあるのではないでしょうか。

   

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実際の反物をベースにアレンジしたり、一から柄をおこしたりして行くのですが
上の写真のように、イタリア製の服地用のカラーチャートを使ったり、
昔の柄見本帳を見返してみたり(配色などは今は使いにくいのですが、縞の間隔や部分的な柄を参考にと使ってまいります)
話を進めてまいります。


誂えなどをして行く場合、染め物は1点ずつ染めてまいりますし、
下絵を決め、生地を決め、いざ染めの工程に入ってからも途中で修正もきくのですが
難しいのは織りの着物になってまいります。

一つには、糸を絣ったり染める所から始めて、織り上がるまではかなり時間を要することになります。
織り上がって出来上がってから、ここをちょっと直して・・というのが時間的にも難しさがありますし
なにより、染め物のように一点ずつの製作工程ではなく、何反分かの糸を用意してから染めに入りますので
思い切っての配色などが難しい所もあります。



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ものを作ってお客様に届けるには、お求めになる方の声やご要望を集め、
それを品物に反映させるマーケティングという作業があります。

車や飲料のメーカーだと市場調査をしたりと大規模に行うこともあるでしょうし、
私共のように口伝えで一つずつ品を揃えて行くことも、規模は違いながらもまたその一つの道であります。


ただ、着物の世界は、作られる過程が昔ながらの分業であり、
今の時代の感覚からすると情報の流れというのがとても緩やかなものであったり致します。

また、以前は着物の産地と消費地が離れていることにより、物流の流れも今ほどにスムーズではなかったことで
伝統的に流通の経路がとても長かったりもします。

着物ならではの色々な流れを考えると、その流通経路もメリット、デメリットそれぞれにあり
近年いわれる流通コストカットが単純によしとはされないのではありますが、
着物を着る方の思いが、作る人たちに伝わりにくい・・という、ニーズや情報の流れをスムーズにする事は
今の時代にはとても大事なこととなってきております。

お召しになる方の感性は、いっそう磨かれてゆき・・・
技術の良い作り手さんの数は、残念ながら徐々に少なくなってくる現実の中で・・
良いマッチングの機会を増やして行くことは
お客様が喜んでお召しになれるお品と沢山めぐり逢うことでもあり、
作り手さんが安心してもの作りに励めることにもなってまいります。


色や風合いを、ああでもない、こおでもない・・などと話し合いながら、品創りをしてまいりますのは
お客様にとっても、私達にとっても、そして作る人たちにとっても
とても夢があって楽しい仕事です。

お召しになる方の気持ちを、作り手さんに伝え
その思いを受けて作られたお品を、お客様にお届けする
それがお品をお売りするだけではない、呉服屋の大事な仕事でもあります。


文章で書くには、いつも、なかなか思っていることを書ききれないのではありますが
お店のお品を通じて、おいで頂いた時のお話を通じて、そしてお召し頂いた時のお着物姿を通じて
そんな思いを、ご一緒に楽しんで頂くことが出来ればと思っております。


こんな着物姿を楽しみたい・・・
そんなリクエストをお気軽にお寄せ下さいませ。
お声を作り手さんにきちっとお届け致します。

お召しになっているお着物や帯の、向こう側にいる作り手さんの気持ちを思いながら、お着物を楽しんでみて下さい!




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