水天宮
'2013-03-04 23:22:51')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
日本橋近辺は、古くより繊維問屋街で
玉川屋も明治18年の創業時は日本橋の人形町に店を構えておりました。
渋谷から問屋街に行く時は、地下鉄の半蔵門線に乗り
「水天宮前」にて下車し、歩いてまいります。
水天宮は、天御中主大神とともに、
壇ノ浦で入水した安徳天皇、建礼門院、二位の尼をご祭神とし
戦の後、建礼門院に仕えていた官女、按察使局(あぜちのつぼね)伊勢(いせ)によって、
九州は千歳川にて祀られたのが始まりとされます。
久留米藩第二代藩主有馬忠頼(ただより)公により、
現在の久留米市瀬下町に七千坪の敷地が寄進されて社殿が設けられ、
水天宮本宮として今につづいております。
現在の三田・赤羽橋近辺となる地には
明治維新の頃まで久留米藩有馬家二十一万石の上屋敷があって、
そこに久留米より分霊された水天宮は江戸の庶民の信仰を集め、
お賽銭を邸の塀越しに投げ入れる人が多く有り、
ついには毎月五の日には参拝を願う庶民のために門戸が開放されるようになったそうです。
その後水天宮は、明治4(1871)年青山の中屋敷に、
そして翌明治5年には有馬家下屋敷のあった日本橋蛎殻町の現在の地に移転してまいりました。
水天宮へは、安産のお詣りに訪れる方が多いのですが、
「鈴の緒」と呼ばれる、お社の正面にある鈴の紐の
古くなったお下がりを腹帯として用いた人が、安産を祈願したところ、
ことのほか楽なお産ができたところから、人づてに安産のご利益が広まったそうです。
いまでも、「戌の日」に「鈴の緒 御子守(みすず)帯」として
妊娠五ヶ月目の帯祝いとして、お授けを下さるようになりました。
「戌の日」の安産祈願の由来としては、
犬はお産が軽いので「戌の日」に腹帯を巻く習慣があったり
水天宮発祥の久留米藩の六代藩主である有馬則維(のりふさ)公が、
時の五代将軍綱吉公(犬公方)から小犬を拝領て以来藩主の行列の際にはつねに拝領犬を曳きつれ、
市民から「有馬の曳き犬」と称されました事などが、伝えられているそうです。
人形町 水天宮ホームページ
その水天宮が、社殿の建て替えのためこの3月1日より
明治座の向かいに遷座されております。
ちょうど初日の日に、新しいお社に、仕事の折りに通りかかりました。
新しい社殿が出来るのは、3年後の平成28年との事です。
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから
日本橋近辺は、古くより繊維問屋街で
玉川屋も明治18年の創業時は日本橋の人形町に店を構えておりました。
渋谷から問屋街に行く時は、地下鉄の半蔵門線に乗り
「水天宮前」にて下車し、歩いてまいります。
水天宮は、天御中主大神とともに、
壇ノ浦で入水した安徳天皇、建礼門院、二位の尼をご祭神とし
戦の後、建礼門院に仕えていた官女、按察使局(あぜちのつぼね)伊勢(いせ)によって、
九州は千歳川にて祀られたのが始まりとされます。
久留米藩第二代藩主有馬忠頼(ただより)公により、
現在の久留米市瀬下町に七千坪の敷地が寄進されて社殿が設けられ、
水天宮本宮として今につづいております。
現在の三田・赤羽橋近辺となる地には
明治維新の頃まで久留米藩有馬家二十一万石の上屋敷があって、
そこに久留米より分霊された水天宮は江戸の庶民の信仰を集め、
お賽銭を邸の塀越しに投げ入れる人が多く有り、
ついには毎月五の日には参拝を願う庶民のために門戸が開放されるようになったそうです。
その後水天宮は、明治4(1871)年青山の中屋敷に、
そして翌明治5年には有馬家下屋敷のあった日本橋蛎殻町の現在の地に移転してまいりました。
水天宮へは、安産のお詣りに訪れる方が多いのですが、
「鈴の緒」と呼ばれる、お社の正面にある鈴の紐の
古くなったお下がりを腹帯として用いた人が、安産を祈願したところ、
ことのほか楽なお産ができたところから、人づてに安産のご利益が広まったそうです。
いまでも、「戌の日」に「鈴の緒 御子守(みすず)帯」として
妊娠五ヶ月目の帯祝いとして、お授けを下さるようになりました。
「戌の日」の安産祈願の由来としては、
犬はお産が軽いので「戌の日」に腹帯を巻く習慣があったり
水天宮発祥の久留米藩の六代藩主である有馬則維(のりふさ)公が、
時の五代将軍綱吉公(犬公方)から小犬を拝領て以来藩主の行列の際にはつねに拝領犬を曳きつれ、
市民から「有馬の曳き犬」と称されました事などが、伝えられているそうです。
人形町 水天宮ホームページ
その水天宮が、社殿の建て替えのためこの3月1日より
明治座の向かいに遷座されております。
ちょうど初日の日に、新しいお社に、仕事の折りに通りかかりました。
新しい社殿が出来るのは、3年後の平成28年との事です。
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