こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
暑さ随分と厳しかった今年の9月、
"暑さ寒さも、彼岸まで・・" ことばの習わし通り
強い雨の降る彼岸を過ぎると、
秋の涼しさが感じられるようにはなってまいりました。
10月に入り、暦の上では深まる秋の時期です。
肌寒(はださむ)、夜寒(よさむ)、露寒(つゆさむ)・・など
これからの時期の季語には「寒」の字の付くものが増えてまいります。
このしばらくは、再びの暑さが戻ってきた日もありましたが
朝や、陽が落ちた夕の、涼やかな風の吹く時には
徐々に深まる秋を感じることができるようになりました。
連休最終日の今朝は、
風も冷たいなと思っておりましたら
この秋一番の低い気温とのことでした。
店の中から、ふと外を見た時に
さっきまで明るかったはずなのに、あっという間に日が暮れて・・
"釣瓶落とし" と言った表現もされる事がありますが
秋の宵の時間は特に短く感じます。
実際に夜が一番長くなるのは12月の冬至の日ですが
「前日より、陽の落ちるのが少し早く感じられる」
秋分を過ぎると、日々そう思うことで、秋の夜長を実感するようになります。
「漸寒」という言葉があります。
" ややさむ " と読み、はっきりとした強い寒さではなく
秋に入ってなんとかく感じられる寒さ、
" ようやくさむし " と詠まれることもありますし、
近い言葉として「うそ寒」「そぞろ寒」「肌寒(はださむ)」といった
言葉もあります。
そうした、季節の移り変わる中で感じられる曖昧さが
やがて来る季節を、逆に意識させてくれる気がします。
暦の上では「晩秋」とはいえ、
実感としての季節感はまだ「初秋」といった感のある
今の時期でもあります。
「寒」というよりは「涼」の言葉の方がしっくりとくる時期は
お着物姿でのお出かけにも、一番心地よいタイミングでもあります。
秋の良い季節、お着物でのお出かけを、お気軽にお楽しみ下さい!
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今月20日(土)・21日(日)は、
新宿・落合での「工房見学&スタンプラリー」
23日(火)より28日(日)は、
各工房の選りすぐりの品と、玉川屋の着物や帯のコラボレーション
渋谷・玉川屋呉服店での「染めの街・落合 東京の染め展」
を開いております。
お気軽に、着物をお召しになる機会としても、お楽しみ下さい!
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一つ一つのお品が丁寧に染められて行く様子をご覧になることは
新しい発見や驚きも沢山あることでしょうし
ご自分のお持ちのお着物やおびえの愛着も、また深くなることと思います。
スタンプラリー形式で、4軒の工房をご覧になって下さった方には
各染め屋さんで使う、染めの道具をモチーフに染めた
オリジナルの手拭いを、各日、先着200名様にプレゼント致します。
着物でのお出かけも楽しい時期でもありますので
11回目を迎えます今年は、
お着物を楽しくお召しになる機会にも・・・と、
お着物姿で工房を巡って下さった方には
「江戸更紗の染帯」「手描き友禅の染帯」や
各工房オリジナルの染めの半衿、等々豪華賞品が当たる、
【着物 de 抽選会】を開きます。
(玉川屋からも、色々なお品を賞品にお出しします!)
■
ご案内も、こちらでご覧下さい・・・
αααα【ご参加方法】αααα
1)玉川屋からの、落合マップを記載したご案内を持って、
4軒のいずれかの工房で、スタンプカードを、お受け取り下さい。
2)工房をめぐり、スタンプカードに、スタンプを押してもらって下さい
3)【江戸更紗】の染め工房の二葉苑さんが、ゴールとなります。
4軒を回った方は、オリジナルの手拭いをお受け取り下さい。
着物姿で回った方は、そこで【着物 de 抽選会】の抽選券をもらって下さい。
二葉苑さんの2Fのギャラリーが抽選会場です。良い商品をGetして下さい!
◆玉川屋からの、「落合マップを記載したご案内」は、お気軽にお申し込み下さい。
【メール】(
こちらをクリックしてどうぞ → )または、
【電話】(玉川屋 03-3463-2527)にて
お名前、ご住所を、 お知らせ下されば、すぐにお送り致します。
お友達やお仲間の分など必要な時は、何部でも大丈夫ですので、お気軽にお声掛け下さい!
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工房見学の翌週には、
【江戸小紋】【江戸更紗】【東京手描き友禅】
各工房の選りすぐりの、東京の染めのお品をお揃えしての
「染めの街落合 東京の染め展」を
10月23日(火)より28日(日)まで、渋谷の玉川屋呉服店にて
開いております。
期間中は、お着物をお求めの方には、胴裏をサービス
帯をお求めの方には、お仕立代をサービス させて頂きます。
各工房のオリジナルのお品と、玉川屋の着物や帯とのコーディネイトを
是非、お楽しみ下さいませ
■
ご案内も、こちらでしております・・・
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本来なら、袷の着物の時期となる10月ですが
最近の陽気は、まだまだ単衣で丁度よいことと思います。
薄物や単衣は、あらたまったお席をのぞいては
前後に一月ずつ範囲を広げて
その日の陽気に合わせてのお召し方でのお出かけを
お勧めもしております。
ただ、お単衣のお召しも
夏に近い頃と、今頃のお出かけとでは
帯合わせや小物の取り合わせなどのコーディネイトで
着姿の雰囲気を変えることが大切になってまいります。
帯締めで添えるひと色で、季節が変わるように装えるのも
お着物ならではの楽しみです。
季節折々の趣きをお揃えしてまいりますので
秋本番の玉川屋へ、是非お気軽にお遊びにおいで下さいませ。
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから