一足早く夏の襦袢のはなし
'2009-03-18 23:47:13')
今晩は、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
春の趣きいっぱいの玉川屋ではありますが
お店でお客様とお話をしているうちに
夏のお品の話題へと、お話が進んでまいりますことが
今の時期頃からはだんだんに増えてまいります。
こんかい、江戸小紋の文様を能登上布の生地につけたお品が
染め上がってまいりました。
(とてもしなやかな麻生地に染め上がりました能登上布の江戸小紋、
こちらも是非ともご紹介をさせて頂きたいお品ですので
あらためての機会に・・)
そんな、お品をお目にかけながらですので
こんな帯を合わせてみましょう、帯締めはこの色が・・・と
季節に一足早い夏姿のお話も弾んでまいります。
夏の着こなしのお話をすると、
着物の下の襦袢についての話題もしぜんと多くなります。
夏や単衣の襦袢には、麻の襦袢をお勧めすることが多いのですが
上にお着物が重なった時に涼しげに襦袢が映ること、
居敷当てに白い生地を使うので、襦袢に色があると
着物への透け具合が帯の上と下とで違ってしまうこと、
麻の生地が、絹のように繊細に色が染めにくいこと、
いくつか理由がありますが、
きほん、麻襦袢の色は白となってまいります。
女性は濃い紺の着物に白の襦袢が涼しげに映り・・・
そんな雰囲気も夏奈良の美しさですが、
男性はあまりはっきりと襦袢が映りすぎるより
透け具合のトーンが少々落ち着きますようにと、
私もそうですが、グレーや藍ねずなどの
やわらかく色の付いた襦袢を使う事が多くなります。
(今日おいで下さいましたお客様は、胸元で衿の濃い部分だけが
「X]印のように重なるのが気になっておいでらして
たしかに、自分でも濃紺の粋紗に白に近い襦袢を着た時に
ちょっと気になったこともありました。)
玉川屋では、こんかいのように能登上布に江戸小紋を染めたり、
小千谷縮みに更紗を染めたり、
無地染め、墨流し、絞り、友禅・・・ふだんから色々な染めを
麻の着物の生地にもしておりますので、
「麻の襦袢地にも色が染められますよ」とお話をすると
男性・女性問わず、「どんな色目がいいかな」とけっこうお話が盛り上がります。
盛夏の薄物にも涼しげで着やすい麻の襦袢ですが、
お役に立つのは単衣の着物に合わせても、です。
お店やホームページでもよくお伝えしますが、
普段のお召しなら、
ご自分で「暑くなったな」と思ったら単衣の着物を、
そして、「その単衣をより涼しくお召しになりたい」と、
思う時には " 麻の襦袢を " とお勧めしております。
色の染まった麻の襦袢は、
透け感のないそんな単衣のお着物に合わせては
とてもお使い勝手がよいことと思います。
紋紗や絽目のように、いかにも夏風の地風の麻襦袢地ではなく
平の目の詰まった麻の襦袢地でしたら
袷の下に単衣の襦袢代わりのお召しもOKと思います。
平地の麻襦袢の生地
以前のように「寒い季節を、いかに暖かくすごすか」というより
「暑い季節を、いかに涼しげにすごすか」のほうが
昨今の着こなしのテーマとなっておりますので、
肌当たりもさらりと涼しく、お家で洗えてお手入れも楽な麻の襦袢は
きっとお役に立つことと思います。
暑くなり始めの季節までには、
一足早くというよりは、あと半歩ほどでしょうか。
着心地のよい楽な着こなしを、ぜひお楽しみになって下さいませ。
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
春の趣きいっぱいの玉川屋ではありますが
お店でお客様とお話をしているうちに
夏のお品の話題へと、お話が進んでまいりますことが
今の時期頃からはだんだんに増えてまいります。
こんかい、江戸小紋の文様を能登上布の生地につけたお品が
染め上がってまいりました。
(とてもしなやかな麻生地に染め上がりました能登上布の江戸小紋、
こちらも是非ともご紹介をさせて頂きたいお品ですので
あらためての機会に・・)
そんな、お品をお目にかけながらですので
こんな帯を合わせてみましょう、帯締めはこの色が・・・と
季節に一足早い夏姿のお話も弾んでまいります。
夏の着こなしのお話をすると、
着物の下の襦袢についての話題もしぜんと多くなります。
夏や単衣の襦袢には、麻の襦袢をお勧めすることが多いのですが
上にお着物が重なった時に涼しげに襦袢が映ること、
居敷当てに白い生地を使うので、襦袢に色があると
着物への透け具合が帯の上と下とで違ってしまうこと、
麻の生地が、絹のように繊細に色が染めにくいこと、
いくつか理由がありますが、
きほん、麻襦袢の色は白となってまいります。
女性は濃い紺の着物に白の襦袢が涼しげに映り・・・
そんな雰囲気も夏奈良の美しさですが、
男性はあまりはっきりと襦袢が映りすぎるより
透け具合のトーンが少々落ち着きますようにと、
私もそうですが、グレーや藍ねずなどの
やわらかく色の付いた襦袢を使う事が多くなります。
(今日おいで下さいましたお客様は、胸元で衿の濃い部分だけが
「X]印のように重なるのが気になっておいでらして
たしかに、自分でも濃紺の粋紗に白に近い襦袢を着た時に
ちょっと気になったこともありました。)
玉川屋では、こんかいのように能登上布に江戸小紋を染めたり、
小千谷縮みに更紗を染めたり、
無地染め、墨流し、絞り、友禅・・・ふだんから色々な染めを
麻の着物の生地にもしておりますので、
「麻の襦袢地にも色が染められますよ」とお話をすると
男性・女性問わず、「どんな色目がいいかな」とけっこうお話が盛り上がります。
盛夏の薄物にも涼しげで着やすい麻の襦袢ですが、
お役に立つのは単衣の着物に合わせても、です。
お店やホームページでもよくお伝えしますが、
普段のお召しなら、
ご自分で「暑くなったな」と思ったら単衣の着物を、
そして、「その単衣をより涼しくお召しになりたい」と、
思う時には " 麻の襦袢を " とお勧めしております。
色の染まった麻の襦袢は、
透け感のないそんな単衣のお着物に合わせては
とてもお使い勝手がよいことと思います。
紋紗や絽目のように、いかにも夏風の地風の麻襦袢地ではなく
平の目の詰まった麻の襦袢地でしたら
袷の下に単衣の襦袢代わりのお召しもOKと思います。
平地の麻襦袢の生地
以前のように「寒い季節を、いかに暖かくすごすか」というより
「暑い季節を、いかに涼しげにすごすか」のほうが
昨今の着こなしのテーマとなっておりますので、
肌当たりもさらりと涼しく、お家で洗えてお手入れも楽な麻の襦袢は
きっとお役に立つことと思います。
暑くなり始めの季節までには、
一足早くというよりは、あと半歩ほどでしょうか。
着心地のよい楽な着こなしを、ぜひお楽しみになって下さいませ。
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから