無双の染め出し
'2015-03-15 18:34:45')
いつも有り難うございます、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
一見すると同じ様に見えますが
左は、横段に透けた「絽」の目の白生地、
右は、全体に粗めに織られた「紗」の白生地です。
本来の夏物の「絽」や「紗」の白生地より軽めに織られた生地で、
それぞれに模様や色を染めて、2枚を重ねて一枚の着物としてお召しになる
「無双」の着物をお作りする生地となります。
「無双」の着物は、透けた生地を2枚重ねることで
しぜんとモアレのような地模様が浮かび上がってまいります。
白生地のままで、2枚を重ねてみましたが
モアレの映りの、そんな感じはご覧頂けますでしょうか?
「絽」「紗」ともに無地でお染めする事もありますし
下の「絽」に柄を染めて、無地に染めた「紗」を重ねて
透かして映る表情からの涼感を楽しむ事もあります。
色の系統も様々に、映り具合を確かめながら
色を組み合わせて、染め屋さんに注文を出してまいります。
白の「絽」は、地を真っ白にする事もあれば
淡く薄色を染める事もあります。
染めるにしても,淡い淡いお色にて・・・
ほんのちょっとの違いの事ではあるのですが
それでもそのほんのちょっとの事で、
二枚が重なって実際に目に映るお色の印象は
随分と変わってくるものです。
仮仕立てされた、無双の訪問着。
こちらは下の「絽」の生地に柳の柄を染め
上の「紗」の生地をブルーに染めて重ねて
淡く映る具合を楽しんでいます。
上の「紗」の生地を透かして、なおかつ綺麗に模様が映るためには
下に染められた模様は、実際はかなり強めな色調にて染められております。
裏から見てみると,こんな感じになります。
写真の様な訪問着の柄付けなら
夏の袋帯や絽綴帯とのコーディネイトで
お単衣の時期の礼装のお着物としてお召しが頂けます。
取り合わせや,格も幅広くお召し頂ける
「絽」も「紗」もともに無地でお染めする「無双の無地」も
毎年ご好評頂く、玉川屋のお勧めのお品でありますが
損お話しはまた後日、させて頂きたく思います。
◆ 染めた模様の上に、
どんなお色目の「紗」の生地をかけるかによっても
仕立て上がりの雰囲気は,まったく違ってまいります。
上に濃い色目を重ねると、下の生地の透け感はよりはっきりとして
粋さのある涼やかさのお着物となります。
そんな色の取り合わせのお話しを
以前のブログにてもか書かせて頂いておりますので
合わせてご覧下さいませ。
<クリック>・・・http://tamagawaya.weblike.jp/blog/?eid=748
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから
一見すると同じ様に見えますが
左は、横段に透けた「絽」の目の白生地、
右は、全体に粗めに織られた「紗」の白生地です。
本来の夏物の「絽」や「紗」の白生地より軽めに織られた生地で、
それぞれに模様や色を染めて、2枚を重ねて一枚の着物としてお召しになる
「無双」の着物をお作りする生地となります。
「無双」の着物は、透けた生地を2枚重ねることで
しぜんとモアレのような地模様が浮かび上がってまいります。
白生地のままで、2枚を重ねてみましたが
モアレの映りの、そんな感じはご覧頂けますでしょうか?
「絽」「紗」ともに無地でお染めする事もありますし
下の「絽」に柄を染めて、無地に染めた「紗」を重ねて
透かして映る表情からの涼感を楽しむ事もあります。
色の系統も様々に、映り具合を確かめながら
色を組み合わせて、染め屋さんに注文を出してまいります。
白の「絽」は、地を真っ白にする事もあれば
淡く薄色を染める事もあります。
染めるにしても,淡い淡いお色にて・・・
ほんのちょっとの違いの事ではあるのですが
それでもそのほんのちょっとの事で、
二枚が重なって実際に目に映るお色の印象は
随分と変わってくるものです。
仮仕立てされた、無双の訪問着。
こちらは下の「絽」の生地に柳の柄を染め
上の「紗」の生地をブルーに染めて重ねて
淡く映る具合を楽しんでいます。
上の「紗」の生地を透かして、なおかつ綺麗に模様が映るためには
下に染められた模様は、実際はかなり強めな色調にて染められております。
裏から見てみると,こんな感じになります。
写真の様な訪問着の柄付けなら
夏の袋帯や絽綴帯とのコーディネイトで
お単衣の時期の礼装のお着物としてお召しが頂けます。
取り合わせや,格も幅広くお召し頂ける
「絽」も「紗」もともに無地でお染めする「無双の無地」も
毎年ご好評頂く、玉川屋のお勧めのお品でありますが
損お話しはまた後日、させて頂きたく思います。
◆ 染めた模様の上に、
どんなお色目の「紗」の生地をかけるかによっても
仕立て上がりの雰囲気は,まったく違ってまいります。
上に濃い色目を重ねると、下の生地の透け感はよりはっきりとして
粋さのある涼やかさのお着物となります。
そんな色の取り合わせのお話しを
以前のブログにてもか書かせて頂いておりますので
合わせてご覧下さいませ。
<クリック>・・・http://tamagawaya.weblike.jp/blog/?eid=748
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