春つれづれ
'2014-02-23 23:21:33')
皆様いつも有り難うございます
玉川屋呉服店の石井貴彦です。
立春を過ぎてから、週末毎に大雪が降り
ことのほか寒さ厳しい二月となっております。
東京都心部も25センチを越える積雪で
実に45年ぶりの大雪と報道じられておりました。
45年前って・・と思ってみてみたら
1969年(昭和44年)の3月12日に「首都圏に大雪」の
記録がありました。
まだ子供だったその頃には、渋谷でも
そこまでの大雪ではなくとも、毎年雪遊びが出来るくらいの降雪があり
小学校の頃には、担任の先生が受業をやめて校庭で雪合戦をさせてくれた・・
そんな想い出もあります。
1969年の出来事を見てみたら
「東名高速道路が全線開通」「アポロ11号が人類初の月面有人着陸」などが
この年の出来事でした。
また、ドラマの「水戸黄門」やアニメの「サザエさん」
バラエティ番組の「8時だよ全員集合」の放送が開始され
「ドラえもん」の連載がスタート、「男はつらいよ」の第一作が封切り・・
など、長寿と言われる番組や連載もこの年から始まっていた様です。
玉川屋の地元の渋谷で言うと、店の前の道を通っていた
路面電車の「玉電」が廃止された年でもありました。
「玉電」は渋谷から二子玉川まで、現在の国道246号線を通る路面電車で
その路線は、現在地下を走る「新玉川線」に引き継がれています。
私の子供の頃は、呉服屋の店の奥が、自分達の住まいとなっておりましたので
幼稚園から帰ると、当時は大勢いた店員さん達に、店で遊ばせてもらう事も多かった
ようで、
ご来客が増えて、遊んでもらえなくなりぐずった私を
事務の店員さんが一緒に玉電に乗せてくれて、二子玉川まで往復して帰ってくると
商売も終わり、お店の中も落ち着いていて・・そんな事もあったそうです。
■・・「玉電」について詳しく書いておいでの方のページもありました。
雪の事に話を戻しますと、
今回の東京の雪はずっしりと重い感じで積もりましたが
春先の雪は「あわゆき」と呼ばれる事もあります。
「沫雪」や「泡雪」と書かれて、
降り積もったばかりの新雪を「泡」に例えたり
白く細かく「沫」のように降る雪を呼んだ
冬の言葉であった様ですが
平安時代の頃には、空から降りながら溶けてしまいそうな
はかなく淡い雪を呼ぶ、春の語となっていったそうです。
来週にはもう3月となりますが、今年の雪の降り方を見ていると
春の季節までには、もうしばらくかかりそうな気がします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ただ今、玉川屋では「春の着物あそび」を開催中です。
「玉川屋 春の着物あそび」
2月いっぱい 渋谷・玉川屋呉服店にて
(23日(日)・24日(月)はお休みさせて頂きます)
季節本番に一足早く、春のお出かけが楽しくなる
帯やお着物を、お揃えいたしました。
■帯あそび
織りの帯、染めの帯、礼装の帯、お洒落帯、季節柄の帯、伝統産地の帯・・
季節や、思いにあわせての、お取り合わせをお楽しみ下さいませ。
■付下げ
お食事や観劇、お集まりからご婚礼や礼装のお席まで、
品の良い付下げは、着用シーンもお広くお召し頂けます。
■春の羽織もの
着物姿でのお出かけが楽しくなる・・ 生地の地風も様々に
そんな、コートや羽織をお揃えいたしました。
■お振袖
新しいお品のお支度から、お母様のお品のお手入れやお直し
小物のコーディネイトのご相談など、何でもお気軽にお声掛け下さい。
◆ご案内もこちらよりしております・・・
今年は、4月より消費税の増税がなされます。
お着物は、消耗品ではないので
増税前に駈け込みでお求めになる物ではございませんが
【お振袖】や【七五三の祝着】など、
今年のお支度が決まっておいでの品に関してましては
3月までのこの時期をおすすめ致しております。
■玉川屋では、2月は渋谷の店舗での「振袖展」を
3月は例年より一ヶ月早く、東京の老舗呉服店の組合
きもの呉盟会「春のご奉仕市」を、浜松町の会場にて開きます。
来年成人式を迎える方も、まだこれから先のご予定の方も
どうぞお気軽に、ご覧下さいませ。
振袖のご用意についてのご案内は、こちらより
◆玉川屋よりの振袖のご案内・・
◆振袖選びのチャート・・・
「春の着物あそび」の期間中は
タイトルのお品以外にも、着物、帯から小物まで、何でもお揃えしております。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「余寒」「冴え返る(さえかえる)」「春寒(はるさむ)」「春淡し」
立春を過ぎても、なお残る寒さを表す言葉です。
空気はまだまだ冷たいながらも、明るい陽射しの日には
やがて来る春への期待が、気持ちの中に涌いてきます。
梅が咲き、桜が咲き・・・春の色づきが見受けられるようになると
いよいよ、着物でのお出かけにもいっそう楽しみなシーズンです。
是非お気軽に、お着物をお楽しみ下さいませ。
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから