棚卸し、明日からは新しい一年が
'2009-06-30 23:43:27')
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つれづれ
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
今日はお店の一年に一度の棚卸の日でした。
お店を閉めて、
店の品を一つずつ確認して記帳して行く作業になるのですが
その作業を通じて、この一年の間に
お店の棚からお客様のお手元に入ったお品を
一つずつ思い出して行く事にもなります。
毎日、同じに見える玉川屋のお店のであっても
その中に並ぶお品が、一年の間にずいぶんと変わってきている事に
自分達でもあらためて気づく日でもあります。
人の体って、2,3年たつと全く新しい細胞と入れ替わってゆく・・
なんて話を聞いた事があります。
それと同じく、玉川屋のお店も
お店にあるお品がお客様の手元に納まって、
また新しい品が、染め上がり、織り上がり、お店に並んで・・
玉川屋としての、変わらず受け継がれるテイストは有りながらも
気が付いてみると、何年か前とはまた違う趣が
お店の雰囲気として、今日の玉川屋となっている。
毎年この日には、そんな事にあらためて気づきます。
どんな風に変わって行くかは、
もちろん玉川屋の私達、自分自身の思いもありますが、
おいで下さるお客様方の、思いやお好み、楽しみ方、
といった事も、舵取りの大きな一つとなります。
明日からは、また新しい玉川屋の一年が始まります、
おかげさまで今年で124年目の玉川屋ですが
まだまだこれからの、10年、20年、・・そして次の100年、
玉川屋の進む道は、おいで下さるるお客様のお声と一緒にある事と思います。
暑さも増してきて、これからが夏も本番となってまいりますが
どうぞお気軽にお遊びにおいでになって、
色々なお声を、是非お聞かせ下さいませ。
心より、お待ち申し上げております。
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