帯や着物の、保管とお手入れ
'2009-02-21 23:51:44')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
お着物の保管についても、よくお問い合わせを頂きます。
お着物に関しては、
絹のお着物には虫が喰うことはほとんど無いですし、
種類の違う化学性の防虫剤を一緒にしまうと
箔の色が変色することもありますので防虫剤等は入れずに、
お着物の変色の原因となりやすい湿気を除くための湿気取りを
箪笥に一緒にしまうことをお勧めしております。
湿気はお着物の大敵ですが、
以前のように一枚ずつ広げて風を通す虫干しなども
現代の忙しさの中や、お住いの様子からはなかなか現実性も低く、
また、住宅の構造自体が以前に比べて機密性が高いので
窓を開けて風通しをして、お部屋自体の空気を入れ換えたりという事をしないと
いくら桐の箪笥をお使いでも、お着物に黴がいったりもします。
風を通して湿気を飛ばしてあげることが何よりのご馳走で、
箪笥の引出にもギュウギュウと詰めすぎず
なるべくゆったりとしまってあげて、
箪笥用の平べったい湿気取りなどをお使いになることを
お勧めしております。
もう一つ以外と気が付きにくいのが
ゴムやプラスチックのお品をご一緒にしまっておくことです。
ゴムやプラスチックを着物と一緒にしまうことは少ないような気もしますが
輪ゴムや帯締めや小物のプラ箱を一緒にしていることもありませんか?
最近は帯にもこんな注意書きが付いていることもあります。
以前には、輪ゴムで留めておいた箔の帯締めが変色してしまったり
防虫剤など何かご一緒にしまっておいた薬品の作用か、
帯締めのプラスチックのケースが溶けて帯にくっついてしまったお品の
お直しをお預かりしたこともありました。
永く大事にお召し頂ける分、
お召しにならずしまっておく期間が永くなることもあります。
ちょうど今は、袷のお着物のシーズン真っ最中ではありますので
お手入れにかかる時期ではありませんが、
この時期にちょっと気にかけておくと、
いざシーズンの終わりにお品を入れ替える時にも
思い出していただけることと思います。
冬から春へ・・・季節の趣きも楽しみなこの時期、
沢山お着物をお召しになってお出かけをして、
また次のシーズンへも大切にしてあげて下さい。
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
お着物の保管についても、よくお問い合わせを頂きます。
お着物に関しては、
絹のお着物には虫が喰うことはほとんど無いですし、
種類の違う化学性の防虫剤を一緒にしまうと
箔の色が変色することもありますので防虫剤等は入れずに、
お着物の変色の原因となりやすい湿気を除くための湿気取りを
箪笥に一緒にしまうことをお勧めしております。
湿気はお着物の大敵ですが、
以前のように一枚ずつ広げて風を通す虫干しなども
現代の忙しさの中や、お住いの様子からはなかなか現実性も低く、
また、住宅の構造自体が以前に比べて機密性が高いので
窓を開けて風通しをして、お部屋自体の空気を入れ換えたりという事をしないと
いくら桐の箪笥をお使いでも、お着物に黴がいったりもします。
風を通して湿気を飛ばしてあげることが何よりのご馳走で、
箪笥の引出にもギュウギュウと詰めすぎず
なるべくゆったりとしまってあげて、
箪笥用の平べったい湿気取りなどをお使いになることを
お勧めしております。
もう一つ以外と気が付きにくいのが
ゴムやプラスチックのお品をご一緒にしまっておくことです。
ゴムやプラスチックを着物と一緒にしまうことは少ないような気もしますが
輪ゴムや帯締めや小物のプラ箱を一緒にしていることもありませんか?
最近は帯にもこんな注意書きが付いていることもあります。
以前には、輪ゴムで留めておいた箔の帯締めが変色してしまったり
防虫剤など何かご一緒にしまっておいた薬品の作用か、
帯締めのプラスチックのケースが溶けて帯にくっついてしまったお品の
お直しをお預かりしたこともありました。
永く大事にお召し頂ける分、
お召しにならずしまっておく期間が永くなることもあります。
ちょうど今は、袷のお着物のシーズン真っ最中ではありますので
お手入れにかかる時期ではありませんが、
この時期にちょっと気にかけておくと、
いざシーズンの終わりにお品を入れ替える時にも
思い出していただけることと思います。
冬から春へ・・・季節の趣きも楽しみなこの時期、
沢山お着物をお召しになってお出かけをして、
また次のシーズンへも大切にしてあげて下さい。
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから