こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
お店も夏休みまで、あと1週間となりましたが、
この週末はお浴衣のご注文を随分頂きました。
すべて、反物からのお仕立てになりますので
十日ほどはお時間を頂きたく思いながら、でありますが
やはり、お召しのシーズンに入り
着たいな・・と思うタイミングで、おいで下さるお客様も多いので
仕立屋さんも、そのつもりでこの時期はスタンバイしていてくれます。
自分でもそうですが、洋服の場合は
その場で着替えたり、ネクタイを新しく締め直したり・・
そんな事も出来ます。
お着物の場合は、お仕立てや地のしや、湯通し
(袷の場合には、八掛を染めたりといったことも)
などにお時間を頂く事がありますので
その場でというよりは、事前のお支度といった感もあります。
礼装としてよりもお洒落着としてのお着物、
お召し方も変わってはきてまいりましたので
より、いま着たいものを、今日お選びになる・・
そうなってきている事と思います。
欲しいと思って探してみても、気に入るお品がその日には見つからなかったり、
何気なく、お茶を飲みにおいで下さった時に
「これ!」ってお品が見つかってみたり
お品選びも、楽しかったり、難しかったり、色々あります。
季節が変われば、また新しいお品をお揃えして、
夏休み前の今の時期には、
涼しげな薄物と共に、秋冬のお品の準備の時期です。
9月の11日(金)より16日(水)は、
渋谷の玉川屋呉服店にて「秋のよそおいの会」を開きます。
今年は、深まる秋から冬へのお着物・帯はもちろんですが
9月、10月とたっぷりお召しになれる、単衣や軽快な袷のお着物
そして、今締めたい、すくい、櫛織り、綴帯、八寸、といった
夏から袷の、合間の時期の帯・・をお揃えしてまいります。
また、すっきりとお着物でのお出かけを気軽にお楽しみ頂ける
"角出し"の帯結びの、レクチャーなども、
お召しのシーズンに先がけて、ご一緒に開こうと思っております。
(綴帯をはじめ、そんなお召しにお使い頂きやすい帯も揃います)
玉川屋オリジナルを中心に刺繍の着物や帯、
紬や木綿の普段着から、セミフォーマルにお召しになれる小紋や江戸小紋、
あらたまったお席への、付下げ・訪問着・留袖・お振り袖・・
お目にかけさせて頂くべく、色々なお品をお揃えさせて頂くのは
私どもにとりましても、季節の移り目の楽しみでもあります。
今の時期の趣きを楽しみつつ、
一つ先の季節に思いをはせて・・呉服屋ならでの面白さでもあります。
おかげさまで、日々忙しく毎日を過ごさせて頂いております玉川屋です、
なかなか行き届かぬ所が多いのですが
お店での、お遊びを頂く時と変わらずに
玉川屋の想いをホームページでもお楽しみ頂く事が出来ればと思っております。
夏休みまでのあと一週間、
そしてお休み明けてからの秋への玉川屋、
どうぞ楽しみにしていて下さいませ。
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから