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玉川屋 着物つれづれなるままに
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一反分の繭

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

このページでも、結城紬の産地工房見学のことを
三月に入りましてから何度か書かせて頂きましたが、
準備をしておりました「結城紬の糸引き」の実演は
あらためて機会をご用意させて頂くこととなりました。

本来なら、目の前でご自分でご覧になって下さると
一番良くお分かり頂けることとは思いますが、
このページを通じても少しずつ、
産地やお品についての色々な事柄をお伝えして行ければと思います。


  01.jpg

写真は、結城紬を一反を織るのに必要となる繭です。

この繭を広げて真綿にして、それを紡いで
結城紬の糸にしてまいります。

一反の紬を織るのに必要となる繭の個数が
2000個だそうです。

繭だけご覧を頂いていると分かりにくいので
実際の反物と一緒にご覧を頂くと
その量がお分かり頂けるかと思います。

   02.jpg


蚕が糸を吐き繭を作ると、その中で蛹(さなぎ)になります。
そのまま置いておくと、繭の中から成虫が出てきてしまいますので
繭になった時点で乾燥させて蛹の成長を止めてから
湯で繭を煮てほぐして真綿にしてまいります。

写真はそうして乾燥させた繭(乾繭)ですが
(手にとって振ってみるとカラカラと乾燥した蛹が分かります)
糸を乾燥させることで風合いが落ちることを避けるため
蛹が成虫になるまでの間に繭を煮て真綿にする方法でも
紬を織る真綿糸を取るのだと、機屋さんからは伺いました。


   03.jpg

小学生の頃、自由研究の為に
越後の機屋さんから、蚕をもらったことがありました。

大きな紙の箱に、ボール紙で仕切りを付くって蚕を入れて
逃げないように空気穴を開けたビニールで蓋をかぶせて・・
桑の葉をやりながら、徐々に大きくなる蚕を繭になるまで観察して
ノートを作ったのですが、

繭になったところで、観察日記も一段落してしまい
ある日、気が付いたら箱の中に白い蛾が沢山飛んでいて
ビックリしたことを思い出しました。


   04.jpg

繭だけ見ていても、綺麗な光沢が感じられます。
真綿にして紡いだ結城紬の糸は
撚りをかけません為に、
生地になっても軽い風合いと豊かな光沢感を
感じて頂くことができます。









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春の息吹

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

東京では、少し寒さのゆるんだ日でありました。

一足先の春を感じさせるお品を
お目にかけさせて頂きます。

   01.jpg

菜の花の染帯です。


   02.jpg

"春のイメージ"・・・そんな感じでお締め頂ける帯を、
と思いましたので、暖かさのあるあいだ、時期も広く
お使いいただけることと思います。


   03.jpg

細い糸目の線に、ダンマルという微妙な濃淡の浮く技法を使って
重なる葉の様子を、染め上げてあります。


   04.jpg

前帯の柄には、それぞれ色の違う菜の花を・・・
片側にはモンシロチョウを遊ばせました。

   05.jpg   06.jpg


塩瀬の生地に、淡い香色の地色です。

春らしい薄色の着物にお合わせ下さると、
 帯の地色がはっきりと鮮やかに目に映ってまいります。

藍地や泥染めのような、濃い色合いの着物に乗せると
 帯の色は、対比でより明るく綺麗に浮き上がってまいります。



帯単体でご覧を頂くのではなく
ぜひお着物に乗せてみて、コーディネートしてみてご覧下さい。

着物と取り合わせてみてこそ、そのたび表情も変わり
お出かけの度に、その日その日の春の息吹を、感じさせてくれる事と思います。

   (小物との色合わせが、また楽しみです。
     ひと色添えて雰囲気を楽しむ、単色の帯締めがお勧めです!)







「春になったから、この帯を締める・・」というよりも
   「この帯を締めるから、気分が春らしくなる・・」

日本の、着物や帯ならばこそ の、お楽しみと思います。







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春の色


皆様いつも有り難うございます、
玉川屋呉服店の石井貴彦です。

寒の戻り、とは言いますが
東京も今朝はかなり冷え込んだ朝となりました。
暖を取る事が出来ない状況の方も多い中で
こんな時期に、せめて陽気だけでも良くなって欲しいものと思います。

ちょうど一年前も一昨年もこの頃に、このページで
桜の開花の話しを書かせて頂いておりました。

   1 year ago
   2 year ago

桜の花の明るい色は、
見ているだけでも気持ちが不思議と明るくなるものです。
今年は、道玄坂の桜もまだ蕾一つもついてはおりませんが
暖かな春の色が早く多くのかたに訪れるのを祈っております。







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お見舞い申し上げます


皆様いつも有り難うございます、
玉川屋呉服店の石井貴彦です。

この度の、東日本大震災で被災された皆様、
また、お身内やお知り合いの方が被災をされた方々に
心よりお見舞い申し上げます。
お一人でも多くのかたの無事を、お祈り申し上げます。

渋谷の街の中や、玉川屋の店の前の通りも
いつもなら沢山の人が通る時間帯も、
ほんとうに静かなこの数日となっております。

お店や電話で、お客様方とお話しながらご様子を伺ったり
問屋さんや機屋さんたちから、無事を確認する電話を頂いたり、して
私の身の回りでは、大きく災いを被った人はなく
ホッとして感謝しながらも、
テレビのニュースに映る被災地の方の様子を拝見すると
複雑な気持ちとなってまいります。


気持ちの落ち着いた時に、ゆとりのある心持ちで
ご覧になったり、お召しになってこそ楽しい
着物である事と思います。

地震の直前にご用意しておりました「春の玉美展」や、
ホームページの更新なども
このような時期にどうしようか・・・・と思いながらも、

「日々の生活に気持ちの豊かさを添えるもの・・・それが着物」
そんな想いで、今週もお店を開かせて頂いております。

「なかなか家から出られなくて、気分を変えたくて
   玉川屋さんのホームページを眺めてました」
今日はそんな風なお声も頂きました。

義援金や節電、日常品の買い過ぎの控えなど、
被災に合われた方のために直接役立つ事だけではなく、
本来の、自分達の日常の生業(なりわい)をきちんと努めてゆく事もまた
先々のために大切な事と思います。

気候的にも、寒の戻りも厳しい日も残り
いましばらくは落ち着かない日も続く事とは思いますが
どうぞ皆様、お大事にお過ごし下さいませ。

そして、被災に合われた皆様が、
一日も早く落ち着かれた生活に戻れます事をお祈り申し上げます。







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軽い地風の羽織もの・・その白生地は?

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

三寒四温の言葉の通り
暖かい春の陽気と、冬に戻った寒さが
行きつ戻りつのこの三月のお天気です。

暖かさがましてまいりますと、
着物の上の、コートや羽織なども
軽めな雰囲気のものが心地よくなってまいります。


でも、日中は暖かくても、陽が落ちてきたりすると
ちょっとひんやりした空気を感じてみたりして、

「帯付きだけでも寒くはないけれど
    そのままでは、ちょっと心許ない・・・」
そんな風に思う事もありませんか。


春らしさがまして、
明るい色のお着物や、薄色の帯も楽しくなり、
「着物や帯の色や柄を楽しみながらも、一枚軽く羽織たい・・・」
そんな時もある事と思います。


軽い風合いの生地で、お出かけをいっそうお楽しみ頂きたく思いますが、
いざ探してみると、
なかなかお気に召す地風のお品と出会わなかったりしませんか?

紋紗、レース、無双・・・
玉川屋では一年を通して、軽い地風の生地をご用意しております。


   12.jpg

オーガンディーレースの生地です。
片手で持っても軽い地風、
さらに、薄い地に柄をあらわす刺繍の糸が豊かな光沢で色を映してくれます。


   04-01.jpg

      04-02.jpg   04-03.jpg



こちらは、合わせ紗の白生地

   11.jpg

一枚に見える生地ですが、
実際のお品は、薄い二枚の生地が
写真の中で波の線のように見える部分で繋がって
その間の部分は二枚に分かれております。

お手にとって下さると、羽衣のようなフワッとした地風・・
文字に表すと、なかなか上手くお伝えが出来ないのですが
ぜひ実際のお品をお手にとって見て頂きたい生地です。



玉川屋でお染めあげたお品もございますし、
その中で、「これ!」っていうドンピシャお気に召すお品があればよいですし
草でなければ、お好みのお色合にてお染めをさせて頂けます。




お勧めの生地風は色々ありますが
もう一つのお品は、無地にお染めをした無双の生地です。
こちらは、明日のこのページでもう少し詳しくご案内をさせて頂きます。

3月いっぱい開いております、玉川屋「春の玉美展」
こちらでも、テーマの一つに無双のお品をお勧めしております。

   「春の玉美展」の詳しいご案内は・・・・こちらをクリックしてご覧下さい00.gif









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