地元の町会
'2008-04-17 20:33:13')
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つれづれ
今晩は、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
今日も着物からはちょっと離れて、昨日の町会で作った御神輿の話題から
地元の町会についてのお話なのですが・・・
皆さんの地元には、「町会」といったものがありますか、
玉川屋のある渋谷の道玄坂上には、
その名もそのまま「道玄坂上町会」という地元の町会があります。
(昨日の、御神輿の写真をご覧下さると、町会の名前が提灯に書いてあります)
元々は、道玄坂上から山手通りの辺りまで、首都高の走る国道246号線に沿って
「上通り四丁目」という町名会だったのですが、地名変更や町会の細分化で
近隣の幾つかの町会に分かれて、現在に至っています。
店に入りました20数年前、町会の中では一番の若手でしたが
それから、自分より年下のものがあまり入ってこずに
いまだに一番動き回らなければならない立場で、大変さを感じることも多々あるのですが
一つの街を、良い状態で保ってゆくには、
そういった地元の仲間や繋がりがとても大切だったり致します。
渋谷の街も、昼間でも夜中でも人の数が変わらないくらい賑やかで
一日を通して渋谷の駅や街には百数十万人の人が通ってゆくそうです。
賑やかで良いこともありますが、
その反面、治安や防犯と言うことになりますと色々な問題も出てまいります。
自治体や警察などが色々な対策を立てることもありますが
何より一番大事なことは地元の人間自身が、自分が生活をする場、仕事をする場として
自分の街を大切にしてゆくことです。
それは、何か特別な事をしたり、組織を作ったり、という事ではなく
きちんと街に足を据えて、自分の目の前のことだけを、きちんとしてゆくことだと思っております。
「渋谷の街も、ずいぶん変わってしまったね・・」
古くからおいでだった方からは、よくそんなお話を聞かされます。
渋谷の街も、元々は
魚屋さんも洋品屋さんも、瀬戸物屋さんも、文房具屋さんも
そして私共のような呉服屋、洗い張りや、染め物や、下駄や・・など和物のお店も
色々なお店が集まる普通の商店街でありました。
みんなが、そこに住み、そこで仕事をしている時には、
一人一人、一家一軒が、自分の店や家の前だけを綺麗にしておくだけで、
街の端から端まで全体がしぜんと綺麗に保たれて
そして、ほんの少し近所に目を配り、地元の仲間とコミュニケーションをとってさえいれば
安心で過ごしやすい街が出来上がってゆくのです。
時代が変わると、色々な事情で、
住む場所が変わったり、お店が変わったり、世代が変わったり
人や店が入れ替わってまいります。
繋がっていた鎖が、どこかで何カ所か切れると次第にばらばらになって、
気が付いたときには鎖としての役目が果たせなくなってまいります。
そうすると、あえて何か役割を決めたり、組織を作ったり、決め事をしたり・・
といったことが必要になるのですが、
なかなかうまく活用出来なかったり、続かなかったりすることも少なくはありません。
地元にしっかりと根ざした人たちが住む街であれば、
特別なことをするのではなく、日々の生活を普通にするだけで
しっかりと街の心地よさは保たれてゆくことになるのです。
今日はちょっとややこしい話になってしまって申し訳ありませんが、
お祭りや地元の町会の事に携わる時には、
"自分の店の商売繁盛のために一生懸命頑張ることが、しぜんと街のためにもなる"
"小さい頃から育った愛着のある自分の街のためにも、
この場所できちんと家業を続けてゆかなければならないんだ"
そんな風なことを、いつも思っています。
皆様が足を運んで頂きやすい渋谷の街であるように、
楽しんで時間を過ごしていただける居心地の良い玉川屋でありますように、
これからも頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを致します。
そんな渋谷に、そんな玉川屋に
お気軽にお足をお運びいただけますのを、楽しみにお待ちしております。
春のご奉仕市が終わり、今週から玉川屋では薄物の準備に入っています。
連休明けからは、お店の中にも涼感のある夏の着物や帯がならびはじめ
5月13日(火)からはお店で「うすもの展」をひらきます。
こちらへも、是非お気軽にお遊びにおいで下さいませ。
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから
今日も着物からはちょっと離れて、昨日の町会で作った御神輿の話題から
地元の町会についてのお話なのですが・・・
皆さんの地元には、「町会」といったものがありますか、
玉川屋のある渋谷の道玄坂上には、
その名もそのまま「道玄坂上町会」という地元の町会があります。
(昨日の、御神輿の写真をご覧下さると、町会の名前が提灯に書いてあります)
元々は、道玄坂上から山手通りの辺りまで、首都高の走る国道246号線に沿って
「上通り四丁目」という町名会だったのですが、地名変更や町会の細分化で
近隣の幾つかの町会に分かれて、現在に至っています。
店に入りました20数年前、町会の中では一番の若手でしたが
それから、自分より年下のものがあまり入ってこずに
いまだに一番動き回らなければならない立場で、大変さを感じることも多々あるのですが
一つの街を、良い状態で保ってゆくには、
そういった地元の仲間や繋がりがとても大切だったり致します。
渋谷の街も、昼間でも夜中でも人の数が変わらないくらい賑やかで
一日を通して渋谷の駅や街には百数十万人の人が通ってゆくそうです。
賑やかで良いこともありますが、
その反面、治安や防犯と言うことになりますと色々な問題も出てまいります。
自治体や警察などが色々な対策を立てることもありますが
何より一番大事なことは地元の人間自身が、自分が生活をする場、仕事をする場として
自分の街を大切にしてゆくことです。
それは、何か特別な事をしたり、組織を作ったり、という事ではなく
きちんと街に足を据えて、自分の目の前のことだけを、きちんとしてゆくことだと思っております。
「渋谷の街も、ずいぶん変わってしまったね・・」
古くからおいでだった方からは、よくそんなお話を聞かされます。
渋谷の街も、元々は
魚屋さんも洋品屋さんも、瀬戸物屋さんも、文房具屋さんも
そして私共のような呉服屋、洗い張りや、染め物や、下駄や・・など和物のお店も
色々なお店が集まる普通の商店街でありました。
みんなが、そこに住み、そこで仕事をしている時には、
一人一人、一家一軒が、自分の店や家の前だけを綺麗にしておくだけで、
街の端から端まで全体がしぜんと綺麗に保たれて
そして、ほんの少し近所に目を配り、地元の仲間とコミュニケーションをとってさえいれば
安心で過ごしやすい街が出来上がってゆくのです。
時代が変わると、色々な事情で、
住む場所が変わったり、お店が変わったり、世代が変わったり
人や店が入れ替わってまいります。
繋がっていた鎖が、どこかで何カ所か切れると次第にばらばらになって、
気が付いたときには鎖としての役目が果たせなくなってまいります。
そうすると、あえて何か役割を決めたり、組織を作ったり、決め事をしたり・・
といったことが必要になるのですが、
なかなかうまく活用出来なかったり、続かなかったりすることも少なくはありません。
地元にしっかりと根ざした人たちが住む街であれば、
特別なことをするのではなく、日々の生活を普通にするだけで
しっかりと街の心地よさは保たれてゆくことになるのです。
今日はちょっとややこしい話になってしまって申し訳ありませんが、
お祭りや地元の町会の事に携わる時には、
"自分の店の商売繁盛のために一生懸命頑張ることが、しぜんと街のためにもなる"
"小さい頃から育った愛着のある自分の街のためにも、
この場所できちんと家業を続けてゆかなければならないんだ"
そんな風なことを、いつも思っています。
皆様が足を運んで頂きやすい渋谷の街であるように、
楽しんで時間を過ごしていただける居心地の良い玉川屋でありますように、
これからも頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを致します。
そんな渋谷に、そんな玉川屋に
お気軽にお足をお運びいただけますのを、楽しみにお待ちしております。
春のご奉仕市が終わり、今週から玉川屋では薄物の準備に入っています。
連休明けからは、お店の中にも涼感のある夏の着物や帯がならびはじめ
5月13日(火)からはお店で「うすもの展」をひらきます。
こちらへも、是非お気軽にお遊びにおいで下さいませ。
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから