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玉川屋 着物つれづれなるままに::無双の着物
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無双の着物

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

「無双の着物」

無双という言葉を辞書で引くと

   1 二つとないこと。並ぶものがないほどすぐれていること。無二。ぶそう。
   2 衣服の表と裏を同一の布地で仕立てること。また、そのもの。夢想。
   3 相撲で、相手の差し手を抱え込み、手を相手の内股または外股に当てて
     反対側からひねり倒す技。

といった説明が出てまいります。


自分としては、二枚の布を重ねて仕立てること・・・
そんな意味合いで「無双」の言葉を使っております。

冬の襦袢の袖をご覧頂くと
2枚生地を重ねて袖を仕立ててある事と思いますが
無双の袖、と言い表します。


ブログの先頭に戻り「無双の着物」
二枚の生地を、一枚の布のように仕立てる着物・・

紗の生地を2枚かさねたり、絽の生地の上に紗の生地を重ねたり・・
お品によって、生地の組み合わせも様々です。

下の生地に模様や柄を染め
その上に、色を染めた透け感のある紗の生地を
重ねてやることによって、下の模様が淡く映る
独特の趣きが表されてまいります。

上に重なる生地がフィルターの役目を果たし
淡い映りを感じられる分、
下に染める柄の色合いは、その重なりを意識した色合いにて
染めなければなりません。

その組み合わせが、上手く整いました時には
淡い生地の色合いと、モアレのように浮き上がる二枚の生地の重なりが
何とも言えない、日本の着物ならではの季節の趣きを
感じさせてくれます。


   01.jpg

紗の生地に染めた、流れる柳の柄行きです。
無双の着物の下地として、お使いするつもりでお染めしてあります。

   02.jpg

アップでご覧を頂くと、
実際の彩色はかなり強めな色遣いである事が
お分かり頂ける事と思います。

この上に一枚、無地に染めた紗の生地を重ねて
透けて映った時にこそ、綺麗な柄として見えるようにするため
その色挿しには、
通常の友禅の彩色とは、また違う感覚が必要となってまいります。


   03.jpg

品の良いブルー系の無地を重ねてみました。
全体の色の映り具合の趣きを、感じて頂ける事と思います。

ただお召しになるだけで、淡く映る情景を装える・・・
趣き豊かなお着物姿は、無双ならではのお楽しみです。


   04.jpg    05.jpg

アップでご覧を頂くと、友禅の色映りだけではなく
モアレのように重なる、無地場の映りも
よくお分かり頂ける事と思います。

今回は、【紗の生地】+【紗の生地】の組み合わせですが
  【絽の生地】+【紗の生地】の組み合わせですと
またその雰囲気は、随分と変わってまいります。


   06.jpg

濃い鉄紺の深い地色の紗を重ねてみると
こんな感じとなります。

上の生地が濃い分、透け感はよりはっきりと映って
夏の濃地の涼やかさが、より感じて頂ける事と思います。

   07.jpg

柄の部分のアップの写真、最初の落ち着いたブルー系の上色の組み合わせとは
着物となった時の雰囲気が、大きく違いますのが分かります。

   08.jpg

模様の挿し色が、色が重なる事でどの様に変わるのか・・・



   09.jpg

グリーンの系統だと、こんな雰囲気に。


   10.jpg

明るい色目の、淡い山吹色の紗の生地を重ねると
ずっと軽快な雰囲気となり、柳の葉のグリーンがとても引き立ってまいります。

   11.jpg

上の生地が淡い色目となると、
下の生地の友禅の挿し色の、色遣いは鮮やかに映ってまいります。



当初より、「この雰囲気の着物に・・・」と
色の組み合わせを決めて、染めを始める時もありますし、

染め上がった下の生地に、色々な色の紗の生地を上に重ねながら
組み合わせを考えてまいります場合もあります。


今回の着物が、どんな色合いで染め上がりましたかは
どうぞ次回以降のお楽しみにしていて下さいませ。
趣きたっぷりのお品に、お染め上がってまいりました!



「無双の着物」は、
昨今では、単衣の着物の代わりとしてお召し頂く事が多くなりましたが、

"夏前の単衣の時期だけにお召しになる"
"袷の末から、単衣の始め" 5月の末から6月の初めの2週間ほど・・
お召しになる環境や、時代によっても
色々なお召し方の、慣習もあったようです。


あえて重ねて、色や柄を映して見せる。
日本ならではの、季節感や美意識がとても凝縮された
お召し物である事と思います。











   「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから


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