荷びらき
'2008-04-18 22:32:33')
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つれづれ
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
クリスマスや誕生日、もらったプレゼントの包みを開ける時って
ワクワクしますよね。
今日の玉川屋のお店はそんな一日でした。
開いたのはプレゼントではないのですが、
同じようにドキドキ感や、ワクワクや楽しみをもってしておりましたのは
染め上がったり、織り上がってきた、この夏の "うすもの" の荷びらきでした。
東京、京都、越後、米沢、琉球 etc
色々な産地のお品を、昨年の夏のシーズンの途中から
一年かけてお揃えをしてまいりました涼しげな夏の着物や帯達です。
自分達の思いをこめながら、お客様のお声を伺いながら、玉川屋のこだわりをもって、
そうして注文してまいりました、染め、織り、帯・・色々なお品を
毎年、春のご奉仕市が終ってから、五月の連休までの間に、
荷をほどいてお店に並べてまいります。
「この品を頼んだ時には、こんな事を想いながらお願いしたな・・」
「もっと違う感じをイメージで持ってたけれど、この雰囲気も良いな・・」
「この着物に、この帯を合わせて・・ どなたにお勧めしようかな・・」
そんな、色々なことを想いながらお品を広げてゆくのは
まえの季節の自分から、いまの季節の自分にプレゼントをもらったような
そんな気分になってきます。
夏でも品格のある付下げや訪問着、 洒落感たっぷりの織りの着物、
やわらかい色目が綺麗な絽の小紋、 味わいの深い伝統産地の織物、
古典調の浴衣や紅梅、 浴衣から着物へのランクアップは麻の着物から、
夏の着物を楽しむ決め手は、涼しくお家でお手入れ出来る麻や木綿の長襦袢、
季節感たっぷりの柄行は夏の染帯、 ・・・・・
書き始めると、まだまだきりのないくらいに、趣きいっぱい、楽しみいっぱいの
夏の薄物達がお店の中に並びます。
ちょっと一つをご紹介、
きれいなお色目の小千谷縮みは
淡いブルーの微塵の縞と、綺麗なグリーンの無地のお品です。
小千谷縮みというと、男物の様な渋めのお色合いが多いのですが
シックなお品の着こなしも素敵ながら、
やっぱり夏の強い陽射しには、綺麗な色目を涼しげに楽しみたいものでもあります。
半幅の帯で浴衣のように・・
紗の博多の帯で、ちょっとワンランク上の着こなしを・・
朝顔や花火の夏の染帯で季節感いっぱいの着物姿を・・
シナ布や麻の自然布の帯で、趣きたっぷりの夏姿・・・
汗をいっぱいかいても、お家で水洗いしてお手入れ出来る、
そんな麻の着物で、暑い夏のお洒落をを目一杯お楽しみになって下さい。
沢山ございます玉川屋の薄物、
少しずつながらもホームページでご紹介をしてまいりたいと思っております。
ただ残念なことに、お写真では、生地の質感や微妙なお色合いなど
なかなかお伝えしきれないのものでもあります。
お時間がございましたら、一服の涼をお楽しみに
是非お気軽にお遊びにおいで下さいませ。お待ち申し上げております。
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