福寿草
'2017-02-10 11:33:42')
季節の染帯は、「福寿草」。
2月から3月に掛けて開花しますが
鉢に植えての促成によりお正月に花を開かせ
「元日草」と新年の飾りにされる事もあります。
雪の寒さの冬を越えて、ほんのり芽生える春の息吹・・
そんなイメージを持って
氷割れの地紋の入った生地に染めてみました。
支子色の地に、春を想う淡いグリーンを暈かし
お太鼓の柄としては小さめに
そのぶん繊細に、可憐な花をお染めしてあります。
地の色は、敢えて花の色と同系色にしましたので
花の染めには、地色から浮き上がるような染めの工夫を。
お締め下さると、地紋と共に
お背中に春の情景がフワリと浮かびます。
前柄には、開いた花と、蕾を。
シーズンも幅広く、お楽しみ下さいませ。
最後の、生地を並べた写真。
生地端により小さく染めた福寿草は
お仕立て上がると、お太鼓の裏に出てまいります。
ご自分ではご覧になれませんが
他の人からは、以外とよく見えるのが
お太鼓の裏。
ちょっとしたアクセントが
春のお出かけをより楽しませてくれるはずです。
季節の趣きあるお品も、色々お揃えしております。
お好みに合わせての、お誂えなども
お受け給わさせて頂けますので
どうぞお気軽にお声がけ、お遊びにおいで下さいませ。
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