メリンス襦袢
'2015-05-31 22:25:06')
ロングランの「単衣・なつもの展」も一段落して
季節の変わり目となるこの時期は
お手入れ物を多くお預かりするタイミングとなります。
お客様のお品は勿論の事ながら、
自分の着ていた着物や襦袢のメンテナンスも
ちょうどこの時に合わせて・・
写真はメリンスの長襦袢。
仕立て直すために、解いている途中です。

薄手の毛織物(ウール)の生地をメリンスと呼びます。
今では少なくなってしまった生地ではありますが
手入れも楽で、扱いやすい襦袢として
重宝して使っております。
祖父の着ていた襦袢を直して使っているのですが
当初は、胴にも裏地の付いた、袷の襦袢として
仕立ててありました。
今は年間を通して、暑さを感じる日の方が多くなり
襦袢も胴抜きの仕立てがほとんどとなりましたが、
以前は寒い日が多く、いかに暖かく過ごせるかが大事な事で
暖かいウール地のメリンスの襦袢を更に袷に仕立てたり、
ネルの腰巻きや、ネル裏の足袋、なども有りました。
胴抜きに仕立て直して,何年も・・
洗っては仕立て直して、かなり生地は薄くなってきましたが
その分軽くて、仕事の時など気兼ねなく着るには
とても重宝な襦袢となっています。

何枚か手元にあるメリンスの襦袢は
色や柄も、それぞれに面白いものが多く
男物ものの袖口から覗くお遊びもまた楽しいものです。
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから