桜の帯
'2015-02-19 18:03:05')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
桜の染帯です。

昨年の暮れのブログに「はや春」のタイトルで
染め上がりの事を、書かせて頂きました。

夏のような快晴の青空ではなく、
霞んだような花曇りの春の空です。
花曇りと言っても、天気がわるく曇っているのではなく
春の暖かさに、ゆらりと水蒸気が立ち上り
緩やかに霞んで見える・・・ そんな情景のイメージです。
本来は、桜が染められた付下げのお着物でした。

ちょうどお膝前の部分を、帯にアレンジしたら
春の景色をお背中にしょえるような・・・
そんな帯をお作りしたく思いまして。
付下げは構図も大分長く上下に広がりますが
八寸ほどになるお太鼓の高さに
構図をアレンジして下絵を描き直して、
ふつうなら、染帯はお太鼓の中央に柄を配しますが
上の方を広く開けて、桜の花びら舞う実際の景色のような
帯となりました。

写真では分からないのですが
お太鼓の裏にも桜の小花が散らしてあります。
お太鼓の裏って、ご自分では見えないのですが
他の人からは結構目につく部分でもあります。
せっかく季節のお洒落を楽しむのならば
隠れたところまで、ワンポイントのお洒落をお楽しみ下さい。
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