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玉川屋 着物つれづれなるままに::秋へのターニングポイント
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秋へのターニングポイント


こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

秋分を過ぎて、歩くと汗ばむ暑さも時折残りながらも
風には涼しさが増してまいりました。

この時期、季節の映りを一番感じますのは
陽の落ちる時間が日に日に早くなってくることです。

店で仕事をしながら、ふと外を見てみるとすっかり暗くなっていて
「もうこんな時間」そう思って時計を見上げると、まだ思っているより早い時刻・・

日が落ちるのが早いと、しぜんと気温の下がるのも早くなり、
暑さをまだ感じる時があっても、あっというまにすぎてしまいます。

コンビニが夏にもおでんを売り始めたのは、
寒くなった時ではなく、残暑をすぎて涼しくなり始めの頃、
季節のターニングポイントをすぎた事を感じる頃、に
体が温まるようなものを食べたくなるから・・・

そんな話を聞いた事があります。


紅葉が色づいたり、枯れ葉が舞ったり、といった深まる秋ではなく
「夏から秋へ、季節が移ったな」と感じる今が
今年の秋は何をして楽しもうか・・・ 秋らしい事を楽しみ始めたい・・
そんなタイミングではないでしょうか。



先日の、秋のよそおい始め「秋の玉美衣裳展」では
皆様のご来場誠に有り難うございました。

おかげさまで123年、その感謝の気持ちが
この秋からの一年間の玉川屋のテーマでありますが、
お店においで下さったり、お宅にお伺いさせて頂いたり、お電話やメールを頂戴したり・・
そんな一つ一つのご縁をあらためて嬉しく感じる事が出来ました。

お客様のおかげ、作り手さんのおかげ、問屋さんのおかげ、仕立てや染み抜きの職人さんのおかげ、
地元のお店や仲間のおかげ・・  そして家族のおかげ、
そんなことも、あらためて感じられる秋の始まりでもありました。  


お世話になった皆様の為に、
良いお品をお揃えして、それを沢山の方にご紹介して、着て楽しむ機会を作って、
地場の店を一生懸命頑張る事で地元に貢献して、とそんな一年に出来ればと思っております。



この9月には、玉川屋での個展も今回で十回目を迎える「服部綴工房」を
お店でご紹介させて頂きました。

織りの実演をご覧頂くと言うよりも
おいで下さったお客様にご自分で織りの体験をして頂く、
そんなつもりで綴帯の機をお店にお借りして、展示をいたしました。

  01.jpg

じっさいにご自分で機を踏んでみると、皆さんびっくりされるのが
「いくら踏んでも筬(おさ)が動かなくて糸が上下しない・・」
とても踏むのに力がいる事です。

機の造りは、足で踏木を踏んでやることで、経糸(たていと)を1本ごと交互に上げ下げして
その間に緯糸(よこいと)を通してやる事で織り上がってゆくのですが
綴帯は、とてもつよくピンと張った経糸(たていと)に、
緯糸(よこいと)が経糸が見えないほどにゆるやかにくるんでゆく
そんな織り方をしますので、締めるほどにしなやかに締めやすくなってまいります。


さらには、経糸、緯糸それぞれの重なりで色や柄を映す織物と違い、
緯糸(よこいと)が、経糸(たていと)を完全にくるんで隠すように織り上がりますので
緯糸(よこいと)は実際の生地の幅以上に長さが必要になってまいります。

そのため綴帯は、緯糸(よこいと)を斜めに置いた状態から
筬(おさ)でおさえてやると、ちょうど生地幅分に丁度よく収まるのです。

  02.gif

     上の図の左のように、斜めに緯糸(よこいと)を置いてから抑えてやります
     経糸と緯糸が共に見える通常の織り方ですと、
     右の図の用に緯糸(よこいと)が余ってしまいますが
     綴帯の場合は、実際の生地幅以上のながさがある緯糸(よこいと)が、
     経糸(たていと)をくるんでおり上がります。

  03.gif

     上の三つのどの角度で緯糸(よこいと)を置いてやるかによっても
     緯糸(よこいと)の経糸(たていと)へのくるみ具合が変わり、
     生地の風合いが変わってまいります。

     手際よく、次から次へと糸を送りながらも「どの角度が一番よい具合か」
     織り手さんは常に考えながら手を進めてまいります。

     上のように無地場を織る場合はまだしも

  04.jpg

     沢山の糸を同時に織り進めてゆく、細かい柄の綴帯の手業は、
     きっと想像するに難しくないことと思います。

     無地の場は、大きな筬(おさ)で緯糸(よこいと)を抑えてゆきますが
     上の写真のように、糸によって進み具合が違う柄の部分では
     緯糸(よこいと)を抑えるために
     櫛のようにギザギザにした爪で糸をかき寄せて抑えてまいりますので
     「爪掻き(つめかき)本綴」とよばれるのです。



綴帯の織りのお話を、ほんの少しだけ書かせて頂きましたが
じっさいにお店で、お客様と私どもと機屋さんと、ご一緒にお話をしておりますと
上のような織りの話、糸の染めの話、柄の話、誂えの話・・と、えんえん尽きる事がありません。

そして、技法や技術以上に、何よりの綴帯の魅力はその締めやすさでもあります。

私も、うちの家内も母も、自分で一番出番の多い帯の一つでありますし

いざ締めてみるととても締めやすく、だから出番が多く、更に締めやすく・・
そんな巡り合わせで、
決してお安い帯ではありませんが、
数年たって、また色や柄の違う雰囲気のお品をお作り下さるリピートのお客様も多いことで
その締め心地の良さがお客様からも伝わってまいります。


いつまでたっても、きっとおよろこびを頂ける・・・
そんなお品をお揃えさせて頂けて、お召し頂ける事が出来るならば
呉服屋としては、とても嬉しい仕事であります。

これからの一年、
そんなお品や玉川屋を支えてくれる作り手さん達をご紹介しながら
皆様にご紹介をして行く事が出来ればと思っております。




10月には・・

        05.jpg

  第一週には、6月の宮城・岩手内陸地震での被災も伝えられましたが
  平安の頃から続く素朴な藍染めの技法であり、現在では宮城県の栗駒にある千葉家だけが
  唯一その技法を残しております「正藍冷染」を、

        06.jpg

  18日からは、今年で7回目を迎えることとなりました
  新宿は神田川につながる落合にあります
  「江戸更紗」・「東京手描き友禅」・「江戸小紋」・「染色を縁の下で支える「湯のし」
  の4つの工房を自由に見学して頂ける「工房見学会」と玉川屋での「東京の染め展」を、

                             予定しております。



楽しいご縁を見つけに、ぜひお気軽にお遊びにおいで下さいませ。
この秋も、どうぞよろしくお願いを申し上げます。




   今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから







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