玉川屋　着物つれづれなるままに

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

白生地を染めたり、帯の地色に使ったり、友禅の挿し色のイメージに・・
玉川屋の色見本の一部です。

　　　

小さめではありますが、沢山の色が掲載された
色見本帳は一番使う機会の多い色見本です。

３００色ほど掲載された色見本帳が十数冊有り、
染め屋さんにも同じ見本帳があります。

　　　

父の若い頃から続けて製作されている色見本帳で
各色には何十年にもわたる連番が割り振られていて
その番号で染め屋さんに指示を出す事もあれば、
色見本の一部を小さく切り取って、生地や下絵に添付して
職人さんに渡す事もあります。

　　　


色無地の着物に染める場合、
実際の反物の広い面積に染め上がる色目は
色見本帳の小さなスペースで見る色味より
若干明るめに映ってまいります。

お客様とご一緒に色を決めるする時には
そういったご説明をしながら、今までの経験に応じて
リクエストに添うお色を選んでまいりますが、

より実際に近いイメージをお伝えしたい場合は
小紋や付下げの実際の反物を鏡の前で当てたり
最初の写真の上側にあるような、
一色ずつを、お顔に当てられるように６０㎝ほどにたっぷり染めた
色見本用の反物をお使い致します。


着物、帯、色無地・・・
ご自分のお好みの一品、玉川屋でお作りになってみませんか！






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