振袖のお直し 二
'2012-09-24 21:52:18')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
暑さと言うよりはヒンヤリとした涼しさの中で
今朝は家を出ました。
数日前までは、「暑い暑い」と、
それまでの夏を引きずっていましたが
新涼を感じ始めて、秋の季節を思うようになると
気持ちはこれから先を向けるようになります。
気持ちも爽やかに、次の季節を楽しめる・・
そんな心地よいシーズンがこれからの時期です。
振袖のお話しの続きを・・・
お母さまとお嬢様、体格はそれほど違わないから
寸法はそのままで大丈夫。
そういった時は、変色や古いシミなどのお手入れだけを致します。
まず全体のクリーニングを致します。
よごれていないようでも、永年置いてあった振袖ですので
洗って、アイロンをかけての仕上げをし直すと
見違えるように綺麗になります。
シミがあると、畳んだ状態でご覧になると
ご自分ではそれがとても気になるものですが、
実際にお召しになってしまうと
他の方からは全体の着姿の方に目が行きますので
細かな箇所の汚れやシミはそれほど気にされないものでもあります。
ただ、衿と袖口の部分は
汚れがつよく残っている事もあります。
しっかりと部分的なシミヌキをしてみますが
それでも落ちきらない時もあります。
衿は半分に折って着付けますので、それほど目立たなくなりますが
袖口布の汚れは、他人さんからは思っているより見えるものですので
一度ほどいて、汚れの部分を縫い込みに隠して付け直してあげます。
長襦袢も同じように、
生け洗いをしてから部分的なシミヌキをします。
半衿は、前回のブログのように新しい刺繍の半衿に取り替えます。
袖口の汚れが落ちない場合は
袖を一度はずしてから、袖口と袖付けを入れ替えて付け直す事で
お召しになる時には綺麗な部分が、袖口から除くようになります。
させて頂く事の多いパターンをいくつか掻かせて頂きましたが
一つ一つのお品の具合や状況によって
お直しやお手入れにも、色々な方法や方策があります。
どんな方法が良いのかは
お品を拝見させて頂くのが何より一番ですので
お気になるお品のある方は
どうぞお気軽にお持ちになってご相談下さいませ。
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