柿渋
'2009-08-07 22:39:28')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
昨日ご紹介のこの写真、

柿渋で染めた、糸の束を干している風景です。

柿というと、食用に八百屋さんや果実店に並ぶ柿をイメージしますが
柿渋に使われる柿は、ここでは豆柿という小さな粒のような柿からとの事でした。
柿渋は太陽の光に当たると、
赤外線が当たる事で発色が進み、紫外線が当たる事で強度が増す、
との事で

干してある束を手に取ってみると
日に当たっている部分の色は濃く、まだ当たっていない内側の部分は薄く、と
その発色の様子がよく分かります。

柿渋は、
和装としては、江戸小紋をはじめ、美濃和紙に塗って型紙に使ったり
帯や着物を織るための糸を染めに使われていますが、
和傘や袋、暖簾や漁網などにも補強として、
また日本酒の透明度を向上させる清澄剤としてなど使われております。
最近では、暖簾やテーブルセンター、バッグ、
柿タンニンの作用から、消臭剤や石鹸、健康食品としてなどにも
使われているようです。
漆器の下地としても古くから使われていて
機屋さんで、漆塗りのお仏壇も見せてもらってまいりました。
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