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玉川屋 着物つれづれなるままに::自分で半衿を染める・・染色体験教室
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自分で半衿を染める・・染色体験教室


皆様いつも有り難うございます、
玉川屋呉服店の石井貴彦です。

今日は朝からずいぶんと寒いお天気となりました、
12月も半ばとなり、何かとお忙しいこととは思いますが
お変わりなくお過ごしですか。


10月に行いました、新宿・落合での工房見学&スタンプラリーで
染め屋さん達の手際よく染めて行く様子を見てみると
その仕事ぶりに感心する一方で
「自分でも染めてみたい」という思う気持ちを皆さんお持ちになのですが、
いざとなるとそんな機会も少ないものです。


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着物や帯はちょっとたいへんですので
まずはお出かけの折りにちょっとお洒落の楽しめる半衿から・・
というわけで

工房見学でもご協力を頂きました
模様師さんに玉川屋のお店に来てもらい
先週の土曜日に友禅の体験教室を開きました。

通常の友禅は、柄の縁に糸目と呼ぶ線を置いてから
柄の中に友禅を挿し、地を染めるのですが
今回はその中で、友禅を挿す部分だけを体験して頂きます。

模様師さんが、あらかじめ糸目で柄の線を描いて
もってきてくれた半衿の生地には
宝尽くし、玩具、小花、さくら、紅葉・・など色々な柄があります。

まずはその中からお好きな柄を選ぶのですが
ここでまずは皆さん結構迷ってしまわれます。



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「どんな着物に合わせようか」「どんな色合いに染めようか」
ご自分の頭の中で、お召しの時のイメージを思い浮かべながら
楽しみ半分、迷い半分・・そんな感じです。

柄が決まると、伸子(しんし)という、
両端に張りのついた大きな竹籤を交差させて生地を張ります。



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こうしてやることで、生地がピンと張った状態になり
下に置いてもテーブルに生地が着かず、染料が他のところに付いたりしなくなります。


柄が決まると次は色目です。


   

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どんな雰囲気の色合いにしたいかを
それぞれのかたから聞いて、瓶に入った染料から
その方に合わせた基本の色を小皿に作って行きます。

色作りが終わったら、模様師さんがまずお手本を見せてくれます。



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友禅は”塗る”ではなく”挿す”というのですが
文字通り、筆で面を塗るのではなく
筆の先でチョンとつついてやる、挿してやる、という感じです。

染料には、にじみ留めの糊が混ぜてありますので
生地に挿した途端にサッと広がることはありませんが
その自然とにじむ具合を加減しながら、柄に色をのせていってやるのです。



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ぼかしを入れる場合には、
「最初の挿した色が乾ききらないうちに、次の色を挿してやり・・」
そんな説明も聞いて頷きながらも、
いざ始めて見ると皆さん最初は恐る恐る、といった感じで始まります。


  
  

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真剣に生地に向かいながら、最初は恐々だった筆の運びも
段々にスムーズになり、皆さんご自分なりの色合わせの感覚を
楽しみながら染めていらっしゃいます。

黄色味をメインに・・  暖色系で華やかに・・ 白と薄桜色でシンプルに・・
それぞれの方の手元の染料の小皿を見てみると
お一人お一人の色遣いが自然と感じられてまいります。


  

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染めが進んで行くと、基本のお色目に、色を加えてまいります。
同系色にすこしアクセントを入れたり、
  反対色を使ってメリハリのある雰囲気に、
    いたってシンプルに、でもすこしだけ色を加えて、  ・・と

ご自分の着物姿に対する思いが、だんだんに模様となって映ってまいります。


  

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午後の1時から始めて、途中でコーヒータイムを取りながら
でも、半衿の左右の両方の柄を染め終わって外を見てみると
もう真っ暗になっておりました。

「大変だったでしょ」とお伺いしても、
お互いの半衿を見せ合いながら、皆さんとても楽しそうな表情でした。

染め上がった半衿は、模様師さんが工房に一度持って帰って
染料を定着させるための”蒸し”、余分な染料を洗い流す”水元”の工程を経て、
2週間ほど、ちょうどクリスマスの頃の染め上がりです。



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染め終わってからのお時間は、模様師さんが持ってきてくれた
着物や帯の原寸大の沢山の下絵を眺めながら
染めの工程についての説明を聞きながら、
自分で染めた感想や、着物や帯の誂えを頼む話など
色々な話題で盛り上がっておりました。

半衿一枚とはいっても実際に染めてみるとかなりの分量があり、
それを自分で染めあげてみると、
一枚の着物を染め上げる大変さも分かりますし
お持ちのお着物にも一層愛着がわいてもまいりますものです。

「自己流で半衿を付けてはいるけれど、一度コツをちゃんと聞いてみたい・・」
そんな方も多く
次週は、プロの仕立屋さんに来てもらって、半衿付けの教室を開きます。

またご報告もさせて頂きます。


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