桃の節句
'2009-03-03 23:29:38')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
外は陽が落ちてから雪模様、
その雪もだんだんに大きな固まりとなって降ってまいりました。
春らしいお話をしたいと思いながら
3月に入ってからは冬に逆戻りのお天気です。
今日3月3日は、ひな祭りの「桃の節句」です。
三月最初の巳(み)の日を上巳に川で身を清めた
中国の古くの故事が日本に入り、
人日(じんじつ)、上巳(じょうし)、端午、七夕、重陽(ちょうよう)の
五節句のうちの一つとなったと聞いたことがあります。
雛人形を飾る事は、昔から貴族の遊びとしてあったようですが
それが女の子の節句としてこの日と結びついたのは
どうしてなのかなと思います。
上巳の節句の流れで身を清める風習が、
人形にケガレを移して川に流し災厄を除けた、
その厄よけの為に流す人形が、
やがて華やかに飾ることによって
女児のお祝いや厄よけの意味を持つようになった・・
そんな移り変わりが、しっくりくるような気がします。
上巳の3月は、桃の花の咲く時期、
桃は、やはり古くは神聖な木とされており
その「桃」の可愛らしいピンクの花が
女の子の可憐なイメージとつながったと考えるのもまた
シンプルでよい気がします。
桃を神聖な植物とするのは、
中国にも「桃源郷」なんていう理想郷が描かれますし
桃から生まれた桃太郎が鬼退治、そんなお伽噺も納得がゆきます。
一昨日のこのページに書いた桃の花もだんだんに開いてまいりました。
徐々に膨らむつぼみを見ながら、二人の娘の厄よけを願っております。
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