古い新聞
'2014-11-24 22:28:39')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
先週末に、箪笥の整理のお手伝いにお伺いしたお宅で。
新しいものから、お祖母様のお品まで・・と
色々な着物や帯が数棹の箪笥に入っておりましたが
一つのお着物に、シワ除け用として新聞紙が挟んでありました。
黄色くなっていたその新聞の発行日は、昭和30年の6月、
約60年ほど前の新聞でした。
最後にしまわれたのがその年ですので
着物が仕立てられたのは更に前、
私の年齢よりだいぶ経ったお着物でした。
同じ以前のお着物でも、
染めの着物は、生地の風合い自体が経年変化で
くたびれた感じが出てまいりますが、
織りの着物は、柄や色合いの年代感は有りながらも
その質感は今でも十分お使い頂けるものも、少なくはありません。
お気に召す、新しいお品をお召しになるも
楽しい事でもありますし、
愛着や想いを持って、一つのお品を永く大切にする事も
また日本の着物ならではの魅力であります。
お誂えから、お直しやお手入れまで
お着物に関しての、色々なご要望には何でもお答えをさせて頂きます。
どうぞお気軽にお声掛け下さいませ。
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