玉川屋　着物つれづれなるままに

こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。

　　　

明治から今にかけての渋谷の様子を集めた写真集が発売されました。
郷土出版社から発行されいて、１５００部の限定制作との事でした。

渋谷区内の各所の３５０点ほどの写真が年代や解説付きで掲載され
自分の店のすぐそばの景色が写真にも残されていて「渋谷にもお茶畑があって・・」なんて
祖父母から聞いていた話も「これの事なんだ」などと、納得できることがいくつもありました。

　　　

ちょうど、祖父の残した数十冊のアルバムを
整理しかけたところでもありましたので、
再開発の始まる渋谷の街と、古くからの渋谷の街を
見つめ直すきっかけともなります。

渋谷駅近辺もだいぶ変わりましたが、友人と話をしていると
むかしは、○○だったよね・・なんて話題も最近は多くなってきて
自分達もそれなりの年代になったなって気もしてまいります。

この間は、ハチ公の前に噴水が有ったって話をして、学生の後輩には驚かれたりもしました。
（私たちが学生の頃にはハチ公前に噴水もありましたし、ハチ公の向きも今とは違っておりました）


私共、玉川屋も来年で創業から１３０年目を迎えます。
そう思うと、１００年前の渋谷の写真を見ながら
町の歴史をさらに越えての、さらに長い伝統を
あらためて感じる機会ともなります。


この写真に加えて、色々な祖父母の頃からの写真もお店にありますので
玉川屋においでの折りには、
渋谷や呉服屋の昔の様子もご覧になって見て下さいませ。

折々の季節にあわせて新しく揃います着物や帯と合わせて
皆様のお気軽なお出かけを、お待ち申し上げております。










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