訪問着から帯へ
'2014-02-14 21:46:10')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
木蓮の柄の染められた、品の良い光沢のある生地です。
元々はお母様がお召しになっていた
春の趣き豊かな訪問着であったのですが
何十年かの時間が経ち
友禅の糊の部分や無地場の部分に黄変が出てまいりましたが
「ご自分のご結納の時に、お母様がお召しになっていた」という思い出がおありで
なんとか活かしてお使いになれないか・・とお問い合わせを頂きました。
お着物を解いて、ハヌイして元の反物に戻し
一度、洗いをかけて綺麗にしてから
染帯としてリメイクする事にいたしました。
黄変の出てしまっている柄の部分が多かったので
汚れのない箇所を選んで、帯の柄として使うようにしてまいります。
お太鼓の部分には、本来の訪問着の膝の後ろにあった柄をもってきて
訪問着の上前のメインの柄にあったような刺繍をお入れする事にしました。
前の柄には、訪問着の胸元の柄をお使いするのですが
肩山の部分には、"衿肩あき" という切れ込みが入っているので
その部分を上手く除けるようにして、前柄として使います。
ご家族の思いを大切に受け継げるような
そんな帯として、もう一度お楽しみが頂ければ
呉服屋としても、嬉しい限りです。
この帯が映えるような、ご自分好みのお着物を誂える・・
そんなお楽しみもまた増える事と思います。
新しいお品のお支度は勿論の事ですが
一つのお品を永く大切にお使いになれるのも
日本の着物ならではの魅力です。
お手持ちの着物や帯の、お手入れやリメイクなども
どうぞ何でもお気軽に、ご相談下さいませ。
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから
木蓮の柄の染められた、品の良い光沢のある生地です。
元々はお母様がお召しになっていた
春の趣き豊かな訪問着であったのですが
何十年かの時間が経ち
友禅の糊の部分や無地場の部分に黄変が出てまいりましたが
「ご自分のご結納の時に、お母様がお召しになっていた」という思い出がおありで
なんとか活かしてお使いになれないか・・とお問い合わせを頂きました。
お着物を解いて、ハヌイして元の反物に戻し
一度、洗いをかけて綺麗にしてから
染帯としてリメイクする事にいたしました。
黄変の出てしまっている柄の部分が多かったので
汚れのない箇所を選んで、帯の柄として使うようにしてまいります。
お太鼓の部分には、本来の訪問着の膝の後ろにあった柄をもってきて
訪問着の上前のメインの柄にあったような刺繍をお入れする事にしました。
前の柄には、訪問着の胸元の柄をお使いするのですが
肩山の部分には、"衿肩あき" という切れ込みが入っているので
その部分を上手く除けるようにして、前柄として使います。
ご家族の思いを大切に受け継げるような
そんな帯として、もう一度お楽しみが頂ければ
呉服屋としても、嬉しい限りです。
この帯が映えるような、ご自分好みのお着物を誂える・・
そんなお楽しみもまた増える事と思います。
新しいお品のお支度は勿論の事ですが
一つのお品を永く大切にお使いになれるのも
日本の着物ならではの魅力です。
お手持ちの着物や帯の、お手入れやリメイクなども
どうぞ何でもお気軽に、ご相談下さいませ。
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