正藍冷染
'2013-06-03 22:55:27')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
7月6日(土)より,玉川屋にて作品展を開く「正藍冷染」。
奈良の時代より続く純粋な技法は
冬の一月に藍を床に伏せて、春四月には藍玉を作り、
熱を加えず五月の初夏の気温のままに
自然発酵させて建てた、木桶一杯分の藍にて
一年にただ一度、六月の初めに二十数点のみが
染められます。
写真は、先月5月17日に行われた
藍建ての様子です。
四月に作った藍玉に、楢の木から作った木杯を加えて
![写真[13].JPG](http://tamagawaya.weblike.jp/blog/images/20130603225130_m.jpg)
お湯を注ぎます。
![写真[6].JPG](http://tamagawaya.weblike.jp/blog/images/20130603225210_m.jpg)
繰り返しながら,"こが" と呼ばれる木桶一杯分の染液を作り
![写真[1].JPG](http://tamagawaya.weblike.jp/blog/images/20130603225241_m.jpg)
気温の上昇にまかせて、自然発酵をさせてやります。
ここで人工的に熱を加えない事によって
藍が生きていると表現される、爽やかな藍が建ってまいります。
藍建ては、5月の大安を日を選んで行われますが、
自然のままに発酵する藍の染めとなりますため
染めるタイミングは、一年のうち一度だけ、6月に
藍の建ち具合を見ながらとなります。
その藍の具合を伺いながら
来週には、宮城県の栗駒まで足を運び
数年ぶりに,染めの様子を拝見しにまいります。
この度の作品展では、
玉川屋でご縁あって所有する故千葉よしのさん、まつ江さんの作品に加え
六月に染め上がったばかりの新作、さらに人間国宝の故千葉あやのさんの作品も
ご一緒にお目にかけさせて頂きます。
悠久の時代より続く藍の染め上がりだけではなく
その染める様子や、作られる千葉家の女性のお話などを合わせて
玉川屋でご紹介させて頂ければ、大変嬉しく思います。
皆様のお出かけを,是非ともお待ち申し上げております。
■ ただ今発売中の、「美しいキモノ夏号」の150ページにてもご案内をしております。

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