夏色
'2011-07-21 22:59:21')
暑中お見舞い申し上げます、玉川屋呉服店の石井貴彦です
例年より早い梅雨明けで、暑さの盛りも一足早いようですが
みなさま、お変わりなくお過ごしでしょうか。
「駐車場のネコはアクビをしながら、今日も一日を過ごしてゆく
何も変わらない 穩やかな街並・・・・」
アテネオリンピックのNHKの公式テーマソングにもなった
「栄光への架橋」を歌った
二人組の音楽グループの「ゆず」の、「夏色」というタイトルの曲の出だしです。
歌詞全文はこちら、
曲もこちらから聴いて頂けます
テンポの速い爽やかな歌で、夏になると車の中でもよく聞いてもおります。
" 夏色 " の言葉は歌詞の中には出てこないのですが
タイトルを思い出す時に、「 "夏色" はどんな色?」と思う事がよくあります。
青い海や空、白い雲・・ 爽やかな水色・・
ヒマワリの黄色・・・ スイカやかき氷の赤・・・
「夏」そのものをイメージする色、
ぱっと人に聞いてみると、そんな答えが多いようです。
薄物を並べたお店においで下さるお客様からも「夏には何色が良いの?」と
聞かれる事も多くなります。
涼感ある着姿が、夏ならではの楽しみですが、
「涼しげに見える色」というよりは
「涼しげに見える コーディネート」が、夏の薄物のお勧めとなります。
淡く薄い色合いは、夏ならではの軽快で、涼やかさを
その色のままに感じさせてくれます。
着物より濃いめの帯を合わせれば、着物の色目はより明るく映り、
着物と帯、ともに薄色を組み合わせれば、涼感たっぷりの着姿となります。
最初は、薄色のお着物がお召しになりやすい事と思いますが
色々とお召しになってみると、
濃い色合いのお着物こそ、夏の涼やかさがとても楽しんで頂ける事にも
きっと気付かれる事と思います。
黒地、紺地、藍地、墨色、ワイン色・・・お色系統を問わず
濃い色目のお着物の下に、白い襦袢が当たってみると
襦袢の白が、上の着物に淡く透けて映る、日本の着物ならではの涼趣が
ご覧頂ける事と思います。
夏の濃地のお着物には、それより薄色の帯を合わせます。
(少しの濃淡程度の事もあれば、
真っ白い帯でキリッとしたお洒落を楽しんで頂く事もあります)
帯がのって、コントラストがつく事で
濃い着物の色目は、より深く涼やかに映る様になります。
お店でも、お話しをしながら
着物地の下に襦袢の白を当てて、帯をのせてみて、小物の色遣いを添えてみると・・
そのつど変わってゆく、全体の雰囲気としての着物姿に
冬のお着物とはまったく違う
夏の薄物ならではの取り合わせや、お洒落を感じて下さいます。
玉川屋のホームページでも毎年、「うすものギャラリー」をご用意して
色々な夏の着物や帯を、ご紹介してはおりますが
一つ、一つのお品を写真でご紹介・・という形ですので
透けた映りや素材感、お着物と帯がコーディネートされた時の雰囲気・・・までが
なかなか、ご紹介しきれないところが残念なところでもあります。
「うすものギャラリー 2011」は、こちらから・・・・
その、コーディネートや映り具合こそが、文章やお話しでは表現しきれない、
薄物の一番の楽しみでもあります。
写真や本で見ていて、「夏の着物も着てみたいな」と
迷いながらお店においで下さって、
いざ色々な実際のお品を手にとって取り合わせてみて
鏡の前でお当てになってみて下さると、
「ほとんどの方が、頭の中で思って、イメージしていたより、ずっとお素敵」と
おっしゃって下さいます。
「色や素材感が、写真やモニターでは上手く表現しにくい」という事ではなくて、
それぞれに涼やかな品を、一つの着物姿としてコーディネートした時の
雰囲気や趣きというのが、実際にご覧頂いてこそ実感して頂けるのだと思います。
薄物が大好きな玉川屋ですので、色々なお品をお揃えしております。
先週の日曜日には麻の着物と襦袢の組み合わせで出かけておりましたが
冷房の控えめな建物の中では暑さも感じますが
外に出て、風が吹いてみると
着ている中を風が通るのが、とてもよく感じられます。
まだまだ長い今年の夏は
着てこそ楽しい、見た目の涼味や、着心地の涼感・・・を
どうぞたっぷりとお楽しみ下さいませ。
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玉川屋では、8月10日まで
在庫一掃のサマーバーゲン「夏の市」を開催中です。
着物や帯、夏物・冬物ともに、2割引でのご奉仕中となっております。
(期間中、着物と帯のセットでお求めの方には
「本麻襦袢」または「正絹絽襦袢」を、プレゼント致します)
呉服屋ならではの、古典や着物調の浴衣もお揃えしております。
■ご案内は、こちらでご覧下さい・・・

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