清正の井戸 パワースポット
'2010-06-12 23:37:17')
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
5月の後半から、
日曜日毎に明治神宮の御苑に足を運んでおりました。
花菖蒲の写真を撮りたかったのですが、
肌寒いくらいのお天気が続き、
5月の最終週の頃には、まだ
いつもの年に比べるとほんの数株しか花開いておりませんでした。
参道の入り口で、「見頃はもう半月ほど先」と聞いて
残念に思いながらも、
御苑の門の前には開苑前から沢山の人が並んでおり
整理券が配られておりました。
「花の見頃はまだ先なのに・・」「整理券?」と、不思議に思っておりましたが
せっかくだからと列に並んで整理券をもらってみると
御苑の奧にある、
虎退治の逸話で有名な加藤清正が掘ったとされる
「清正井(きよまさのいど)」に並ぶための整理券でした。
かって、この御苑の地には熊本藩主加藤家の下屋敷があったそうで
「築城の名人」「土木の神様」と言われた清正にまつわる伝説や逸話も多く、
今でも湧き水として花菖蒲の咲く南池へと流れるこの井戸も、
そうした言い伝えの一つとなっております。
去年の暮れ頃からは、この「清正井」が
パワースポットとして知られるようになり
毎日、朝の開苑前から列が出来るようになったそうです。
実際、御苑の中に入り、
池や菖蒲田を抜けて清正井に向かうと
まわりは木々に囲まれ、深い森の中にいるようです。
清々としたその雰囲気は、その場にいるだけでも
気持ちが凛としてもまいります。
井戸のそばまで行ってみると、
たしかに、そこには沢山の人の並ぶ列が・・・
綺麗な湧水の「清正井」
なにか感じられるものはありますか?
携帯電話の待ち受けにすると、運気が上がってくる・・と言われているそうです。
見頃を迎える花菖蒲のお話しも、また次の機会に。
「着物つれづれなるままに」・・いままでの目次には、こちらから
今の季節を楽しみたい・・玉川屋のホームページへは、こちらから