半衿の染色体験教室・・その一
'2008-03-16 22:28:41')
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展示会・イベント
こんばんは、玉川屋呉服店の石井貴彦です。
普段は日曜日はお休みを頂いているのですが、
今日はお昼過ぎより染色体験教室を開いておりました。
いつもの飾り棚を片付けて、机を並べての店内です。
7種類の下絵を描いた半衿の生地からお好きな柄を選び
伸子という両端に針の付いた竹の棒で生地をピンと張って、
さあ、準備完了です。
まずは、先生としてきてもらった模様師さんから
色の挿し方、ぼかしの入れ方、色の重ね方・・などの基本のレクチャーです。
友禅を挿す、なんていいますが
塗ると言うより筆の先でチョンと触れてやることで
自然とにじませながら色をおいてまいります。
ご自分で実際に始めてみると、"塗る"と"挿す"の違いもだんだん分かってくるようです。
まず最初に、基本の白の染料のゴフンを小皿にもらい
おひとり、おひとりのイメージに合わせて
それぞれの基本の染料の色を作ってまいります。
模様師さんの普段の仕事場でしたら、いろいろな色合いの染料が揃っていますが
今回持ってきてもらっているのは基本の5色のみ。
その5色からをそれぞれのかたのイメージのリクエストに合わせて
小皿に色合いを作って行きます。
色を作るために数滴垂らした染料は、一瞬びっくりするくらいに鮮やかに映ります。
でもそれを筆で混ぜていってやると自然とやわらかい色目になって行きます。
自分で絵を描く時には、十数色揃った絵の具や色鉛筆を使いますが
ほんの数色の色を混ぜて、微妙な沢山の色合いを作る様子を見ていると
「この色は、こんな色が混ざって出来てくるんだ」というあらためて感動があります。
染料はそのまま生地につけるとサッと広がってしまいますので
にじみ止めを混ぜて、さあ染色体験のスタートです。
・・・・・続きは次回に
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